2019年06月26日

夫婦別姓は旧ソビエトだけでない

6月21日エントリでご紹介した、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
旧ソビエト連邦で離婚率が高いのを見て、
夫婦別姓のせいで離婚が増えると思ったのでした。

2019年の現在、世界中のほとんどの国で
選択的夫婦別姓が認められて
います。

よってこの反対派の主張にもとづけば、
図中の調査対象国はほとんどどこも
離婚率が旧ソビエト並みに高く、
夫婦同姓が強制される日本だけが離婚率が
低くないとおかしいことになります。

 


「世界69カ国の離婚率(人口千人当たり離婚件数)」

世界69カ国の離婚率(人口千人当たり離婚件数)

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
「夫婦別姓の国」として槍玉にあげる
韓国の離婚率は2.1、中国は1.8です。

ロシアの4.7と比べると圧倒的に低く、
他国と比べて特に高いということはないです。
日本の離婚率は1.7ですから、
中国とは0.1しか差がなく
ほとんど同じくらいになります。

ヨーロッパの夫婦別姓の国の離婚率は、
スペイン2.1、フランス1.9、イタリア1.4です。
これらの国ぐにも、取り立てて離婚率が
高いということはないです。
イタリアは日本より離婚率が低いことは、
注目するところかもしれないです。


選択的夫婦別姓の国として反対派が
目のカタキにするスウェーデンの離婚率は2.5です。
図中の国の中では高めですが、
ロシアと比べると圧倒的に低く、
きわだって離婚率が高いということはないです。

同様に選択的夫婦別姓の国である
ドイツの離婚率は2.0です。
こちらは他国と比べて取り立てて高くはないです。


世界中のほとんどの国で選択的夫婦別姓が
認められているのに、なぜ最初の反対派は
旧ソビエト連邦だけ注目したのかと思います。

「夫婦別姓は共産主義のドグマ」とか
「レーニンが夫婦別姓を主張した」
言われるのを聞いて、選択的夫婦別姓は
旧ソビエト連邦だけの制度だと思ったのでしょうか?

そこへ旧ソビエト連邦の国ぐには、
離婚率が3以上の国が多く上位を独占している、
という現在の事実を見て、これは夫婦別姓が
原因で離婚が多いに違いないと
思い込んだ(決めつけられると思った)、
ということでしょうか?


キルギス、アゼルバイジャン、アルメニア、
ダジキスタン、ウズベキスタンと、
旧ソビエト連邦の国の中で、
日本より離婚率の低い国は5つもあります。

そして旧ソビエト連邦の国ぐにの
婚姻時の名字の扱いは、
1. 夫婦別姓、夫婦同姓から選択、
2. 夫婦別姓、夫婦同姓、結合性から選択
のいずれかです。
離婚率が高い国も低い国も、
夫婦別姓が選択できるのは同じ、ということです。

よって旧ソビエト連邦の国ぐにで
高い離婚率は夫婦別姓以外のことが原因、
ということは、わかりそうなものです。


posted by たんぽぽ at 23:21| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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