2019年06月24日

結婚の意義を破壊する別姓反対派

「ボクの神聖なID」発言のかたは、
「妻は夫の家に入り、夫に尽くす」という
「女大学」が教える家族・ジェンダー観の象徴が
夫婦同姓であり結婚の意義だ、と言っています。

「「女大学」の道徳規範が結婚の意義?」
「女大学の道徳は夫婦同姓を象徴としたか?」

 

姓が「夫の家に入る」ことの象徴だと
言うのですから、この「家」は男性中心であり、
妻が夫の姓(夫の家の姓)に改姓して
夫婦同姓ということだと思います。

「ボクの神聖なID」のかたは、べつのツイートで、
妻が生来の姓(ツイートでは「氏」と表記)を
名乗った例はわずかだと言っています。
(ツイートの内容の妥当性は、いまは置いておきます。)


妻は夫の姓を名乗ったケースがほとんどだと
考えているということだと思います。


「現在の日本の民法は、夫婦同姓だけど
夫婦どちらの苗字でも選べるから
ジェンダー差別ではない」という主張を展開する
選択的夫婦別姓の反対派は少なくないです。

現在の夫婦同姓がこのようであれば、
妻が夫の苗字に改姓すると決まらないです。
ジェンダー平等ですから、「家」という男性中心の
概念もないことになります。

これは「妻は夫の家に入り、夫に尽くす」という
「ボクの神聖なID」のかたが主張する、
夫婦同姓が象徴しているという「道徳規範」や
「結婚の意義」に、反することになります。


「ボクの神聖なID」のかたは、
「現行の夫婦同姓は夫婦どちらの苗字でも
選べてジェンダー平等」となどと
言っている反対派(非共存派)に対して、
「夫婦同姓が象徴する結婚の意義の破壊だ」と
批判しなくてよいのかと思います。

選択的夫婦別姓の推進派を攻撃するより、
このような反対派(非共存派)に対して、
「きみたちの夫婦同姓の解釈は間違っている」と言って、
「結婚の意義の破壊」をさせないようにする
必要があるのではないかと思います。




posted by たんぽぽ at 22:52| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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