2019年06月04日

選択的夫婦別姓・男性の問題とはなにか?

あの暗い情熱を持つ「四条烏丸」は、
菊池誠氏を擁護したくて(?)、選択的夫婦別姓は
「オンナコドモの案件ではない」と言っていました。

「選択的夫婦別姓は女性問題ではない?」

そうなると選択的夫婦別姓は
「男性の問題でもある」ことになります。
「四条烏丸」が考えている「男性の問題」とは、
具体的にどんなことかと思います。

 


「四条烏丸」が「考えていない」と思われることを、
いくつか考えておきます。

1. 青野慶久氏のように、妻の苗字に改姓して、
結婚改姓の問題に直面する男性もいるから、
選択的夫婦別姓は男性の問題でもあると、
「四条烏丸」は言いたいのではなさそうです。

2. 事実婚をなさっている夫婦の場合、
妻だけでなく夫も当事者だから、
選択的夫婦別姓は男性の問題でもあると、
「四条烏丸」は言いたいのでもないでしょう。

「男性も選択的夫婦別姓を語りますが?」

3. 差別問題は本来は差別する側の問題である、
選択的夫婦別姓は、女性が結婚改姓して当然という
社会通念を作る「加害者」である男性の問題だと、
「四条烏丸」は言いたいのではないでしょう。


1.と2.は、わたしは直接「四条烏丸」に
ツイートでお話しました。
「いや、私の考える男性の問題はそれだ」のような、
本人からの訂正はないです。



3. については、選択的夫婦別姓に
反対することは、差別や人権侵害ではないと
「四条烏丸」は主張しています。

「選択的夫婦別姓反対は人権侵害」


差別の存在そのものを否認するのですから、
「差別の加害者」はなおさら「存在しない」と、
「四条烏丸」は考えていることになります。
存在しない人たちの問題なんて、
当然存在するはずもないです。


「四条烏丸」は妻に改姓させて夫婦同姓で
安住している既婚男性ですが、自分は結婚して
子どももいるから選択的夫婦別姓問題は
自分に関係ある、と言っていました。

「選択的夫婦別姓・関係ないのはだれか?」
「選択的夫婦別姓・関係あっても問題ない」

この「自分に関係あること」が、
「四条烏丸」の想定する「男性の問題」でしょうか?
それなら「自分の妻が旧姓に戻すと言い出す」
「自分の結婚予定の女性が、改姓したくないと
言い出す」ことになります。

「同姓派男性の自分の問題」
「同姓派男性の自分の問題(2)」

女性から苗字を奪いとる「加害者」
「抑圧者」として関係しているから
自分のような「男性の問題」ということです。
改姓の不利益や差別、抑圧を受ける
「当事者」だから「自分の問題」なのではないです。


posted by たんぽぽ at 22:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
女子供という言葉を調べましたが、女性をとるに足らない意味で発言しているようです。こんな言葉使うのは相当なオッサンですね。
Posted by 改姓した男の人 at 2024年11月07日 23:49
「女子ども」ということばを
ご存知なかったのですね。
すでに使われなくなって、
「死語」となりかかっているのかしら?

ご指摘のとおり、女性や女性に関することを
軽視し見下げる蔑視的なことばです。
Posted by たんぽぽ at 2024年11月22日 22:27
僕も聞いた事ないですね。初めて知りました。
Posted by イト at 2024年11月25日 02:36
私も「おんなこども」という単語は初めて見ました。
夫婦同姓により被害を受けているのは女性の方が多いからむしろ女性の問題だと思います。
Posted by あいうえお at 2024年11月25日 13:48
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