2019年05月28日

選択的夫婦別姓は女性問題ではない?

「選択的夫婦別姓より経済政策」なんて言う
菊池誠氏の「政治的ミソジニー」を
わたしが批判していたら、あの暗い情熱を持つ
「四条烏丸」がわたしに絡んできたことを、
5月26日エントリでお話しました。

「それが政治的ミソジニー」

「四条烏丸」は今度は「選択的夫婦別姓は
オンナコドモの案件ではない」などと言ってきました。

 

「なにも聞いてないかのように、
菊池誠氏と同じ主旨のことを言っていないで、
せめて反論しろよ」と、わたしは「四条烏丸」に対して
思っていたのですが、これがその「反論」ということ
なのかもしれないです。


現在の日本は96%の婚姻において、女性が改姓します。
結婚改姓の不利益を余儀なく受けるのは
ほぼ女性と決まっていることになります。

それゆえ、結婚しても苗字を変えない選択を
意識して求める必要があるのは女性であり、
選択的夫婦別姓は「女性の問題」になるでしょう。

多くの男性は、自分は結婚改正しないことを
自明として、選択的夫婦別姓は女性に非改姓権を
認めるかどうかの問題だと思っています。
「女性だけの問題」だと思っているということです。

「自分の改姓を考えない同姓派男性」
「自分の改姓を考えない男性の割合」


日本会議は皇室にジェンダー平等が
波及することを恐れて、選択的夫婦別姓に反対しています。
まさに「オンナコドモの問題」だから、
このような扱われかたをするのでしょう。

「差別のための夫婦別姓反対」

選択的夫婦別姓は「オンナコドモの問題」だから、
「くだらない」と思って、選挙の争点にすることに
反発する人たちがたくさんいるのでしょう。

「選択的夫婦別姓は草の根の声」
「選択的夫婦別姓は大きな争点」
「ここでも「夫婦別姓より経済を語れ」」


選択的夫婦別姓は「オンナコドモ」の問題です。
こんな自明なことを堂々と否定する
「四条烏丸」の感性はなんなのかと思います。

これくらい見え透いたことでも
ネットに流しておけば、それを信用する人が
出てくるだろうなんて、リテラシーの引き下げに
貢献することを期待しているのでしょうか?

選択的夫婦別姓は「オンナ」だけの問題であって
「コドモ」は関係ないなんて、
揚げ足を取ろうというのではないですよね?


「四条烏丸も政治的ミソジニーだ」と
わたしが言ったので、それに「四条烏丸」はむかついて、
選択的夫婦別姓は「オンナコドモの問題」という前提を
否定したくなったのかもしれないです。


そうだとしても、「四条烏丸」はいままでさんざん
ご自分のジェンダー差別的認識を披露しています。
ここでミソジニーと言われたところで、
なにをいまさらとも思います。


posted by たんぽぽ at 23:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名前の通り、我が家では夫である私の方が名前を変えました。そのため選択的夫婦別姓は女性問題という認識はありません。そもそも男性にも改姓リスクがあると思います。
Posted by 改姓した男の人 at 2023年05月03日 12:04
改姓した男の人さま、
コメントありがとうございます。

リンク先の反対派(非共存派)が想定する、
選択的夫婦別姓の男性の問題は、
「青野慶久氏のように男性でも
改姓するかたはいるし、改姓すれば問題が
出てくる」ということではないようです。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/466329369.html

それなら「男性の問題」とはなんなのか、
くだんの反対派(非共存派)に訊いたのですが、
はっきりとはわからなかったです。
Posted by たんぽぽ at 2023年05月03日 21:11
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