2019年01月12日

選択的夫婦別姓・関係ないのはだれか?

12月20日エントリの続き。

「反対するのは夫婦同姓の「強制」」

このとき「四条烏丸」は「選択的夫婦別姓の問題は
たんぽぽに関係ないお話」などとあしらっていました。
社会問題を熱心に論じているかたを捕まえて
「関係ない」と決めつけるのは、
「四条烏丸」の「おはこ」のようです。

 

わたしは選択的夫婦別姓問題に関係ないのか、
あるいは本当に関係なかったとして、
この問題について論じたり活動したりしてはならないのか、
という疑問もありますが、ひとまず置いておきます。


関係があるかないかを言うなら
「四条烏丸」こそ選択的夫婦別姓問題には「関係ない」です。
「四条烏丸」は自分は改姓せず、妻に改姓させて夫婦同姓です。
今後離婚する予定もべつの女性と結婚する予定もないです。

「改姓してよいと言う男性の特徴」

かりに今後離婚して、べつの女性と再婚するとしても、
男性である「四条烏丸」は、自分が結婚改姓する可能性に
直面することはほとんどないでしょう。
結婚改姓とまず無縁の「四条烏丸」にこそ、
選択的夫婦別姓問題なんて関係ないです。


そうしたら「四条烏丸」は、自分には配偶者と子どもがいるから、
選択的夫婦別姓問題に関係がある、などと言ってきました。
いったいなにを考えているのかと思います。


選択的夫婦別姓問題が自分のこととして
関係してくるかは、「今後結婚改姓する可能性があるか」です。
あるいは「現在結婚改姓して不利益を感じているか」
「過去に結婚改姓したことで不利益があったか」です。

配偶者や子どもがいたところで、
選択的夫婦別姓問題が関係するとはかぎらないです。
前述のように「四条烏丸」は、自分は結婚改姓したこともなく、
今後自分が改姓する可能性もないです。
よっていくら配偶者や子どもがいたとことで、
選択的夫婦別姓問題には関係ないです。

「四条烏丸」は、自分は絶対に結婚改姓しない
状況に安住しながら、「選択的夫婦別姓問題は
自分に関係がある」とはなにをかいわんやです。
「四条烏丸」は選択的夫婦別姓問題の本質がなんなのかを、
そもそもわかっていないのかもしれないです。


もしかすると、現在の配偶者である妻が
旧姓にもどしたいと言い出すことを、
「四条烏丸」は気にしているのかもしれないです。
そうであれば、現在の配偶者に望まない結婚改姓を、
「四条烏丸」はさせていたことになります。
つまり問題があるのは「四条烏丸」ということです。

この場合でも「四条烏丸」に選択的夫婦別姓問題は
「関係がある」と言うことはできるでしょう。
それは自分が結婚改姓に直面するという
「当事者」として関係するのではなく、
他者に望まない改姓を押し付ける「抑圧者」として
関係していることになります。


posted by たんぽぽ at 22:44| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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