選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。
いろいろと言いたいことが出てくるツイートです。
「中国人か韓国人と結婚したら良い」を始めに見ることにします。
「夫婦別姓=中国、韓国」という短絡的発想です。
「私苗字変えたくないんだよね」と彼氏に言ったら彼氏がこう説教してきたので別れた → 「別れて正解」「断捨離お疲れさま」 https://t.co/lfhK5V8jBR
— ツイナビ (@twinavi) 2018年12月17日
中国人か韓国人と結婚したら良い。嫁は旦那側の苗字を使えず、娘も基本的に嫁側か、祖母の苗字を使うみたいだし。夫婦別姓ってアジアの場合は、男尊女卑思想だからね。家に迎え入れても他人とみるか、家に迎え入れたから家族と見るか?って事だから… https://t.co/Bqnbfu3Xwa
— ヤト7125 (@YATO7125mako) 2018年12月17日
中国と韓国はともに夫婦別姓が原則です。
それで選択的夫婦別姓の反対派は、結婚改姓したくない女は、
夫婦別姓が原則の国の人である中国人や韓国人と
結婚すればいい、などと言うのでしょう。
夫婦別姓というとなぜいつも中国と韓国なのか、
ほかの夫婦別姓の国は出てこないのかいう疑問があります。
別姓になるのは中国か韓国だけじゃないんですが、その2国に限定するのは何故ですか。
— エリ (@Shanzoo7) 2018年12月17日
夫婦別姓が原則の国はほかにもいくつもあります。
スペイン、ベルギー、ケベックは夫婦別姓の国です。
フランス、イタリアも夫婦別姓が原則です。
最初のツイートの人もそのようですが、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
これらの国を引き合いに出すことはないです。
「フランス人やスペイン人と結婚すればいい」と
言わないのは、どういうことなのかと思います。
考えられる理由としては、以前にもお話しましたが、
中国と韓国以外に夫婦別姓が原則の国があることを
そもそも知らない、ということがあります。
それ以前に、彼ら反対派(非共存派)にとっての世界は、
東アジアとアメリカ合衆国くらいしかなく、
ヨーロッパを認識していないのかもしれないです。
上記の夫婦別姓が原則の国はすべてヨーロッパです。
「東アジアとアメリカの世界地図」
ほかの理由として、「中国と韓国の夫婦別姓は、
嫁を家に入れないという差別的発想にもとづく」と、
反対派(非共存派)は思っていることがあります。
(この認識ももちろん批判するところです。)
最初の反対派のツイートも、例によってこれを言っています。
「嫁を家に迎え入れる夫婦同姓?」
彼ら反対派(非共存派)は中国や韓国に対して
蔑視感があり、その差別意識と重ねることで
夫婦別姓を否定できることが、都合がいいのだと思います。
欧米の民主主義国は、彼ら反対派(非共存派)にとって、
人権水準の高い「先進国」なのでしょう。
それゆえフランスやスペインには「嫁を家に入れない」という、
反対派(非共存派)なりに差別的だと思っている
思想があることには、しにくいものと想像します。
付記:
実際にフランス人やスペイン人の男性と
結婚している日本人女性がいたら、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は、なんて言うかと思います。
「夫婦別姓がいいからフランス人と結婚したんだね」と
(これ自体は言いがかりですが)言うのでしょうか?
むしろ「白人コンプレックス」とかなんとか言って
誹謗する可能性がありそうだと、わたしは予想します。
現実に、アメリカ人男性と結婚したり、
ドイツ人男性と恋愛する女性が、「白人コンプレックス」と
自分のブログで誹謗されることがあると言っています。
「国際結婚を誹謗する精神構造」
欧米人男性と国際結婚をした女性を誹謗する人が、
選択的夫婦別姓に反対かどうかはわからないです。
このような誹謗をする人は、ジェンダーに関して
因襲的である可能性が高いと思われるので、
選択的夫婦別姓に反対する可能性も高いと思われます。