2018年12月31日

思想家の活動家はいないようですが?

前のエントリの続き。

「反フェミ」で選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
この人は、選択的夫婦別姓について語るのは、
「思想家の活動家が多い」などと言っています。

「あるある」なんてつけて、ご自分の認識に自信があるようですが、
いったいどこのお話をしているのかと思います。

 


わたしは選択的夫婦別姓の実現を求めるかたを
たくさん見ているほうだと思いますが、
みなさん、結婚改姓の問題に直面する
どこにでもいるであろう一市民というかたばかりです。

わたし自身、思想家でも活動家でもないし、
わたしのブログをご覧になるかたも同様だと思います。
思想家とか活動家と呼べるかたはほとんどいないでしょう。

現在4件の夫婦別姓訴訟が審理されていますが、
原告のかたはやはりごくふつうの一市民だと思います。
まさかサイボウズ社長の青野慶久氏のことを、
思想家とか活動家とか思ってはいないでしょう。

「選択的夫婦別姓・もう一度法廷へ」


東京都中野区が「選択的夫婦別姓制度の
法制化を求める意見書」を採択するよう働きかけた、
「選択的夫婦別姓・全国一斉陳情アクション」も、
それまでは政治活動経験なんてないかたたちばかりです。

「選択的夫婦別姓・全国一斉陳情」
「中野区・夫婦別姓の意見書を採択」


それまではおたがいに面識さえなかった、
というかたさえいるくらいです。
活動経験がない上に組織化もされていないですから、
「活動家」とは言えないと思います。



わたしが15年前にかかわったネットの
選択的夫婦別姓の市民団体も、やはりそこに
集まっていた人たちは、それ以前は政治活動なんて
まったく経験がなかった一市民というかたばかりでした。

最初のツイートの反フェミに言わせると、
一度でもこのような政治活動をしたら、
「活動家」とか「思想家」ということになるのでしょうか?
なにをもって「活動家」「思想家」とするか
というところから、問題にする必要がありそうです。

最初のツイートの「反フェミ」はその論調から判断して、
活動家や思想家がかかわることを
ネガティブなことと考えているようです。
活動家や思想家が選択的夫婦別姓の問題にかかわって
なにが悪いのか?という疑問もあります。


posted by たんぽぽ at 12:08| Comment(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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