2018年12月31日

男性も選択的夫婦別姓を語りますが?

「反フェミ」のようですが、選択的夫婦別姓にも否定的で、
当然反対派(非共存派)でしょう。

この反対派(非共存派)は、選択的夫婦別姓のことを
語るのは、ほとんど女性と思っているようです。
それなら結婚改姓の問題は、女性が多く不利益を受ける
という認識はある、ということになりそうです。

 


選択的夫婦別姓に関心を持つ大きな動機は、
自分が結婚改姓する可能性があるかだと思います。
現代の日本においては、女性はほとんど全員が
結婚改姓の問題に直面することになります。
それゆえこの問題は、男性より女性のほうが
関心を持ちやすいことではあると思います。

それでも選択的夫婦別姓の問題について語るのは
「ほぼ女性」ということはないと思います。
男性で語るかたもたくさんいらっしゃります。


家族法について研究していて、選択的夫婦別姓の問題も
むかしから語っている二宮周平氏は男性です。
最近でも、夫婦別姓訴訟を起こした
サイボウズ社長の青野慶久氏は男性です。

「夫婦別姓訴訟・青野慶久が提訴」
「夫婦別姓訴訟・青野慶久らが提訴」

現在4件の夫婦別姓訴訟が同時に審理されていますが、
原告のかたのうち半分は男性です。


一般的傾向として、事実婚や国際結婚で夫婦別姓に
なさっているかただと、妻だけでなく配偶者の夫も
選択的夫婦別姓問題に関心があることは多いと思います。


とくに選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓なんて女性だけの問題と思っていると、
足もとをすくわれるかもしれないです。
注意したほうがいいと思います。
(わたしとしては、足もとをすくわれてもかまわないですが。)


posted by たんぽぽ at 11:53| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント