2018年12月28日

そしてネトウヨは訴えられた

メインブログの12月15日エントリと12月26日エントリで、
高齢層にネトウヨが増えていることを見てきました。

「ネットでネトウヨ化する高齢層」
「ネットで影響力を持ったネトウヨ」

弁護士に集団で不当な懲戒請求をしたネトウヨたちは、
弁護士から逆に訴えられる事態になったのでした。

「突然、父がネトウヨに…スマホで右傾化する高齢者たち」

 
青天の霹靂で騒動に巻き込まれた北弁護士らは、
無差別に懲戒請求を行った人間に対し、「虚偽告訴」および
「威力業務妨害」に基づき損害賠償請求することを決定。
ただし、和解にも応じており、訴訟前ならば和解金は5万円(訴訟後は30万円)。
余命ブログ管理者に対しては刑事告訴する構えだ。

弁護士側の反撃を受け、事態を重く見た
懲戒請求者の中には、和解を求める動きが出始めた。

「彼らの傾向として平均年齢が高く、素直な人物が多いという印象。
『日本をよくしたい』という自分の考えに沿うような
ネット情報に出合えばそれを疑わず、付随して表示される
偏った関連情報を延々と閲覧して、自説を強化してきたのでしょう。
ただその素直さゆえに、テレビで大量懲戒請求の問題が
大きく報じられたことで、『いけないことだったんだ』と
反省したんだと思います」

妄想にもとづいて行動していると、
いずれ現実の壁に突き当たる、ということだと思います。
集団ヒステリーに取り憑かれた人たちが、
現実にぶつかって破局におちいるみたいです。
(本当に集団ヒステリーなのかもしれないです。)


不当な懲戒請求をしたネトウヨの中には、
和解を求める人たちも出てきたとあります。
記事でははっきりわかりにくいですが、
この和解はおそらくネトウヨのほうから
言い出したのだろうと思います。

「事態を重く見た」というか「事態が自分に
不利になった」と、思ったのだろうと思います。
ただでさえ自分に理がない上、相手は法律の専門家です。
裁判になったら自分は絶対に勝ち目がないと
判断するのは、彼らでも容易でしょう。

そんな彼らネトウヨも懲戒請求を出したときは、
自分のほうが圧倒的に有利と確信していたと想像します。
その意味では、ネトウヨ諸氏のほうこそ
「青天の霹靂」になったかもしれないです。


かかる裁判ののち、ネトウヨ諸氏はどうするかです。
一部は、ネトウヨ思想そのものが間違っていたと気がついて、
ネトウヨから足を洗うものと思います。

排外主義デモの先陣を切っていたネトウヨが
傷害事件を起こしたことがきっかけで、
自分がしてきたことの間違いに気がついて
ネトウヨから足を洗ったというお話もあります。

「ヘイトスピーチ 「失うものばかり」後悔の元「突撃隊長」」
(はてなブックマーク)

現実の壁に突き当たって破局するというのは、
自分のしていたことの意味に気がついて、
ネトウヨから脱却する契機になりえるようです。


今回の裁判をもってしても、ネトウヨ思想自体が
間違っていたと気がつかないネトウヨもいるのでしょう。
あるいは間違っていたことに気づいても、
それを受け入れたくないネトウヨもいるのでしょう。

このようなタイプのネトウヨの中にも
和解を求める人はいると思います。
それは本心から反省したのではなく、
自分が受けるダメージを少しでも減らすための、
保身ないし打算なのだろうと思います。

「今回は相手が悪かった」と思っていて、
次はもっと安全に攻撃できる相手を
ターゲットにするのかもしれないです。


考えられる最悪のパターンは、
自分がまちがっていたとつゆほどにも思わず、
自分を訴えた弁護士や裁判所を逆恨みすることです。

このタイプは、裁判で自分が敗訴したとしても、
自分が間違っていたと思わないでしょう。
おかしいのは自分を訴えた弁護士や、
自分に不利な判決を出した裁判所だと考えるでしょう。

こうした自分の独善を正当化するために、
「日本の裁判所は在日に乗っ取られている」なんて、
さらにおかしな妄想に走ることも考えられます。


posted by たんぽぽ at 22:37| Comment(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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