2018年12月20日

反対するのは夫婦同姓の「強制」

わたしは「夫婦同姓」に反対してはいないです。
反対しているのは「夫婦同姓の強制」です。
両者は大きく違うので、「四条烏丸」におかれましては、
間違えないでいただきたいです。

わたしだけでなく、ほとんどすべての
選択的夫婦別姓を望むかた、推進派のかたがそうだと思います。


 



選択的夫婦別姓問題の本質は「選択か強制か」です。
よって反対するのは「夫婦同姓の強制」になります。

「論点は「選択か強制か」・ずれないために」



「夫婦同姓に反対」というスタンスだと、
論点は「夫婦別姓か夫婦同姓か」になります。
選択的夫婦別姓問題の論点はそうではないです。


ほとんどの選択的夫婦別姓の推進派は、
わたしも含めて、自分が夫婦別姓(非改姓結婚)を
選択できればよいと考えています。
他人がどのような選択をするかは、
自分の選択の妨げにならないかぎり関知しないです。

よって他人が夫婦同姓を選択したところで、
本人がよければそれでいいということになります。
「他人は自分とは異なる」ということです。
他人が夫婦同姓を選択することに反対しないので、
「夫婦同姓に反対」ではないです。




「四条烏丸」は「そうですか」などと、
どこか気のない返事をしています。
そして「たんぽぽには関係ない」などと誹謗しています。



「夫婦同姓に反対」と「夫婦同姓の強制に反対」のあいだには、
問題を「選択か強制か」であると理解しているかどうか、
自分と異なる他人に不当な干渉をするかしないか
という、本質的で大きな差異があります。

「四条烏丸」の返事を見たかぎり、
問題の本質にかかわることだと理解していなさそうです。
そんなことよりわたしを誹謗するほうが、
「四条烏丸」にとっては大事なようです。


「四条烏丸」もほかの選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)と同様、この問題で議論になったとき、
ただ「夫婦別姓」とだけ書きます。
「選択的夫婦別姓」と「選択的」をつけて書かないです。

たいていの反対派は、論点が「選択か強制か」では
自分に不利とわかっているのだろうと思います。
それをごまかすために、論点が「夫婦別姓か夫婦同姓か」で
あるかのように、印象付けようとするのでしょう。
それゆえ「選択的」が必要な文脈でもつけないで、
いつも「夫婦別姓」とだけ書くものと思います。

そうやって論点をごまかしているうちに、
本当に論点が「夫婦別姓か夫婦同姓か」の対立で
あるかのように、錯覚するのだろうと思います。

それで選択的夫婦別姓の推進派も
「夫婦別姓か夫婦同姓か」の対立で考えていると、
彼ら反対派(非共存派)は思い込んで、
「夫婦同姓に反対」などと言うのだと思います。



付記:

「たんぽぽは結婚しないのに」とか
「たんぽぽには関係ない話」という誹謗中傷についても
言うことはありますが、ここでは置いておきます。


posted by たんぽぽ at 06:15| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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