2018年11月28日

日本をよく知っている外国人

おそらくフィリピンのかたとだと思いますが、
日本のジェンダー差別について会話をしています。

そのフィリピンのかたは、日本のジェンダーギャップ指数は
90-100位くらいだと思ったみたいです。
実際は2017年の日本の順位は114位です。

「ジェンダーギャップ指数2017年」

 

この会話は、日本人(ツイート主)のほうは
「日本のジェンダー差別はあなたたちが
思っているよりもっとひどいですよ」という含みで
言っているものと思います。

それでも90-100位と思っているなら、実際とは20程度の差です。
これくらいなら「日本のことをよく知っている」と
言ってもいいのではないかと、わたしは思います。


日本の大学生にジェンダーギャップ指数について訊くと
「30位」とか「1-2位」なんて答えが返ってきます。

「学生のジェンダー平等認識」
「「女性が輝ける社会」に女性はイラッとしている 日本の”男女平等”への違和感」

ジェンダーや男女平等の問題に興味を持って私たちのところに
やってくる学生の方々も、そのギャップに驚くようです。
日本におけるジェンダーの問題を語ろうとすると、
「海外のことを聞きたい」と言うんです。
初めから日本は平等だと思っているんですね。

それで、このジェンダーギャップ指数について話して、
日本は何位だと思うかと尋ねると「30位」と答えたり、
中には「1、2位かな」と答えたりする子も(笑)

日本で生活している日本人よりも、
外国人のほうが日本のジェンダー差別の実態を
よく把握していることになりそうです。


posted by たんぽぽ at 23:02| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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