2018年11月27日

論点は「選択か強制か」・ずれないために

選択的夫婦別姓の問題は、夫婦別姓と夫婦同姓の
いずれも選択できるようにするかか、それとも夫婦同姓を
強制するかという、「選択か強制か」の問題です。

あるいは夫婦別姓と夫婦同姓との共存か、
それとも夫婦別姓を排除し共存を拒絶するかという、
「共存か非共存か」の問題です。

「問題は共存か非共存か」

「夫婦別姓か夫婦同姓か」の問題でないことは、
繰り返し強調しておくことだと思います。

 


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は往々にして
「夫婦別姓か夫婦同姓かの対立」のような言いかたをします。
そう言い続けているせいか、反対派の中には
本当に問題が「夫婦別姓か夫婦同姓か」であると、
錯覚を起こしていることもあるようです。

彼ら反対派(非共存派)も、論点が「選択か強制か」では
自分にとって不利だとわかっているのでしょう。
また彼らにも、他人に望まないことを強制するのは
悪いことだ、という意識もあるのだろうと思います。

反対派は自分の不利とやましさをごまかすために、
論点が「夫婦別姓か夫婦同姓か」であるかのように、
印象付けようとするのだと思います。


選択的夫婦別姓について議論をしていると、
「選択か強制か」のお話をしているはずが、
いつのまにか「夫婦別姓か夫婦同姓か」にずれることがあります。
これは反対派(非共存派)が、「夫婦別姓か夫婦同姓か」が
論点であるかのように思わせようとすることも、
原因のうちにあるだろうと思います。

反対派(非共存派)のこのような印象操作によって、
論点が本当に「夫婦別姓か夫婦同姓か」であると、
第三者がミスリードされないよう、注意したいところです。


posted by たんぽぽ at 06:28| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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