2018年11月10日

本当に少数なのはだれの意見か?

11月3日エントリと11月4日エントリの続き。

「選択的夫婦別姓に通名の影?」
「持ち上げられすぎる意見はなにか?」

この選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓に賛成する人は少数だと思っています。
本当に少数かどうかも問題にするところだと思います。

 
2018年2月の内閣府の家族に関する世論調査では、
選択的夫婦別姓に賛成は42.5%で、
反対の29.3%を大きく上回りました。

「家族の法制に関する世論調査」
「家族の法制に関する世論調査(2)」

世代別で反対が上回るのは70代以上だけです。
50代以下の世代は、反対派20%程度に対し、
賛成は50%程度となっています。



2015年12月の東京新聞のアンケートでは、
男性は66.9%、女性は85.8%が選択的夫婦別姓に賛成しています。
(薄紫と緑の合計)

「東京新聞・別姓のアンケート」

「選択的夫婦別姓」どう思う?


2016年1月ごろと思われる、ウートピの首都圏勤務の
20-30代の女性を対象にしたアンケートでは、
選択的夫婦別姓に賛成のかたは72%です。

「非改姓結婚希望が6割以上」

夫婦別姓についてどう思う?

選択的夫婦別姓が認められた場合、
自分は非改姓結婚するというかたも63%でした。

夫婦別姓が可能になったら、あなたは?


2015年3月の、日本経済新聞による20-50代の
働く既婚女性を対象にした調査では、
選択的夫婦別姓に賛成のかたは77%です。

「働く既婚女性に別姓の調査」

「選択的夫婦別姓制度」についてどう思いますか 「選択的夫婦別姓制度」が導入されたらどうしますか


これらを見ると、選択的夫婦別姓に賛成の意見こそ、
実は多数派ではないかと思います。

最初の反対派(非共存派)は、「夫婦別姓に通名の影が
うっすらと見える」などとという自分の意見こそ、
本当に多数なのかかえりみる必要があると思います。




posted by たんぽぽ at 22:32| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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