2018年10月13日

言い古された夫婦別姓と離婚の関係

また選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)を見つけました。
最近ツイッターでよく見かけるようになっています。
それなりに目につく反対派かもしれないです。

このツイートの主張内容は、夫婦別姓は夫婦同姓より
離婚しやすいという、さんざん言い古されたものです。
ほかにもいくつもツイートがありますが、
今回はこれを取り上げることにします。

 

「夫婦別姓に離反要素」という前提に根拠がないので、
「夫婦別姓は離婚率が高い」という結論もおかしいです。

おたがいに苗字を変えたくないふたりが結婚するなら、
夫婦別姓を選択したほうが求心要素となります。
夫婦同姓を強制して、どちらかに望まない改姓をさせたら、
そのほうが離反要素となるでしょう。

実際、望まない結婚改姓をした女性にストレスが
たまることがあるし、「名前を奪った」夫に当たったりして、
家庭不和になることがあります。
それはそうした親を見ている子どもにも悪影響です。
ひいては離婚にいたることもあります。


「同一国内の別姓夫婦は同姓夫婦より離婚率が高い」
と主張するなら根拠を示すことです。
これまで反対派が示したことのある根拠は、
ドイツとスウェーデンの例があります。
いずれも選択的夫婦別姓のせいで離婚が増えた
という事実はないと反証されています。

「選択的夫婦別姓のまとめ(5)」
「選択的夫婦別姓と離婚の関係」

ドイツの選択的夫婦別姓は、法案可決は1993年ですが、
法案が施行されたのは1994年からです。
法案の施行の前から離婚が増えているのですから、
選択的夫婦別姓が原因でないことがわかります。
離婚率の正確な定義は人口1000人あたりの件数です。
OECD加盟国の離婚率の年次推移を見ると、
近年は離婚率が2から3のあいだに多くの国が集まっています。
スウェーデンの離婚率もこの中に入っていて、
日本とさほど変わらないし、それ以外の国とくらべても
取り立てて多くないことがわかります。


これら以外に「夫婦別姓で離婚が増える」というデータを
反対派(非共存派)が示したことはないようです。
それでも反対派たちは、金科玉条のように
「夫婦別姓だと離婚しやすい」と唱えます。
それもひとりふたりではないです。
大多数の反対派が同じことを信じています。

客観的な根拠がないのに、大勢の反対派が信じていられる
というのは、いかんともしがたいです。
彼ら反対派にとって大切なのは、偏見と劣情であって、
事実と根拠ではないと言ってしまえばそれまでですが。



付記:

「夫婦別姓だと離婚のハードルが下がる」と
言っている反対派(非共存派)がいたので、
「それを示すあなた独自の論拠を聞かせてほしい」と
お尋ねしたら、その反対派は「自分で調べろ」
「自分で考えろ」と言い続けたのは、かなり強烈でした。

「独自の論拠を他人が調べる?」

独自の論拠は本人のあたまの中にあるのですから、
本人がみずから語っていただくよりないです。
他人であるわたしが調べたり考えたりできないです。


posted by たんぽぽ at 19:03| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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