この選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
「大した議論もされずに国会に提出される」とも言っています。
選択的夫婦別姓の議論はろくになされていないと
信じているのも、反対派にありがちです。
あまりにこれを言う反対派が多いので、
「足止め効果」を起こしているのではないかとも思います。
家庭という共同体に二つも名前は要らないし、大体子供はどうやって姓を選ぶのか、その子供が成長して結婚する時はどうするのか?
— ヨシツネ (@yoshitunekodomo) 2018年9月5日
はなはだ疑問の多い夫婦別姓、大した議論もされずに国会に提出されるが、私は夫婦別姓には反対ですし、もっと慎重に議論していただきたい。
三木圭恵
選択的夫婦別姓は、1996年の法制審議会の答申書から
すでに22年が経過して、現在までに議論もさんざんなされ、
その蓄積は膨大な分量になっています。
考えられる論点なんてすでに出つくしていると言えるし、
必要以上に議論を長くやりすぎているくらいです。
「大した議論もされずに」なんて、
どこを見て言っているのかと思います。
「理解を得る努力が足りない?」
立憲民主党などの野党各党は、毎年のように共同で、
選択的夫婦別姓法案を提出します。
彼らはすでになされている議論をじゅうぶん
把握していますし、自分たちでも議論を重ねています。
その上での選択的夫婦別姓法案の提出ですので、
「じゅうぶん議論をした上で国会に提出」であって、
「たいした議論もせずに国会に提出」ではないです。
そう言われても自分は選択的夫婦別姓の議論を知らない
というのなら、それはあなたが不勉強なだけです。
ご自分の責任で必要な情報にアクセスして、
議論のテーブルにつけるようすることです。
選択的夫婦別姓の推進派が議論していないせいでは
決してないので、あなたのはなはだしい「周回遅れ」の
責任転嫁はしないでほしいと思います。
最初のツイートの反対派(非共存派)は、
「もっと慎重に議論していただきたい」とも言っています。
どんな議論をしたら「もっと慎重」なのかと思います。
上述のように選択的夫婦別姓の議論は
やりつくされていると言える状況です。
これ以上どうやって慎重になれと言うのかと思います。
反対派の主張は当初から現在にいたるまで
「夫婦同姓は日本の伝統」「夫婦別姓で離婚が増える」
「夫婦別姓だと子どもに悪影響」「夫婦別姓は共産主義のドグマ」
「夫婦別姓はザイニチが望んでいる」「夫婦別姓で犯罪利用」など
根拠の薄弱なデマや差別的言説ばかりです。
現実見たら十分以上の時間ずっと議論してきた。
— 生産性無いけどゾーニングはできるオタク (@cayla_non) 2018年3月16日
それなのにこの期に及んで、通名の臭いがするだの
デマでっちあげた話くらいしか持って来られない反対派に
もう「議論の期間」論で付き合う必要は皆無。https://t.co/zs6crlkMoW
これ以上「慎重な議論」をいくらしたところで、
反対派が検討に値する主張を提示するとは思えないです。
新しいデマを考えるのがせいぜいだと思います。
こんなデマについてまともに検討したところで
「不毛な議論」にしかならないというものです。
議論しても時間の無駄遣いにしかならない主張しか
持ち出せないのに「もっと慎重な議論を」なんて、
なにをかいわんやだと思います。
このような反対派(非共存派)は、ようは自分が
選択的夫婦別姓を受け入れられないだけだと思います。
それを「慎重な議論がなされていない」ことにして、
相手の責任に転嫁しているのだと思います。
あなたが受け入れられないのは、あなたの「理解責任」です。
「慎重な議論がなされない」なんて、
推進派の「説明責任」ではないです。
よってあなたの努力で克服することですし、
あなたが自分で努力する以外に方法はないことです。
「理解責任を説明責任へ転嫁」
このような反対派(非共存派)は、推進派からいくら
「慎重な議論」をしたところで、「慎重な議論がなされない」と
半永久的に言い続けるだけだと思います。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)というのは、
はじめに反対の結論ありき、どんな事実や根拠を示されても、
決して理解することのない頑迷極まりない存在です。
そしてかかる自分の頑迷極まりなさを、
「慎重な議論がなされない」と言い換えているからです。
反対派(非共存派)の中には、反対したいけれど、
まともな理屈が見つからないので、
いつまでも「慎重な議論がなされない」と言い続けて、
議論を無限に引き延ばそうとする人がいます。
このような人は、半永久的に選択的夫婦別姓の
実現を阻止することが目的ですから、
どれだけ「慎重な議論」をしても「慎重な議論がなされない」と
言い続けるだけだと思います。
「説得されない選択的夫婦別姓反対派」
そのような「慎重な議論がなされない」と主張する
反対派(非共存派)相手に、本当に「慎重な議論」をしたら
それこそくだんの反対派の「思うつぼ」です。
そんな卑劣な戦略に乗せられるなんて
「愚の骨頂」なことなど、させられるいわれはないし、
またさせられるべきことではないです。