2018年09月16日

育った家庭環境と名字のスタンス

「jはんし2018(現:四条烏丸、旧:もも281)」は、
なにを思ったか、選択的夫婦別姓の推進派は育った家庭が
不遇なのではないか、などと言い出したことがあります。

なにを根拠にこんなことを言うのかと思います。
育った家庭が非改姓結婚を求める動機に関係するかたも
いるだろうとは思いますが、それは必ずしも
「不遇」と決まってはいないと思います。

 
 

「四条烏丸(jはんし2018)」は「仮説」だと言っています。
なぜ「非改姓結婚を求める人は、育った家庭が不遇」という
「仮説」に思いいたったのか、その過程を知りたいところです。
いくら「仮説」であっても、なにもないところから
突然出てくることはないからです。



「四条烏丸(jはんし2018)」は、同じツイートの
スクリーンショットを何度もくどくど貼ります。
このツイートは「この思考はどこからくるのか興味あります」と
言っていて、自分の目的に言及しています。


「四条烏丸(jはんし2018)」は親からの虐待経験の
あるかたの心理を調べたいもののようです。
それで「虐待された経験のあるかたは、夫婦別姓を希望する」
という「仮説」を立てたと考えられます。

親から虐待された経験はあるけれど、
夫婦同姓を希望するかたもたくさんいると思います。
スクリーンショットのかたは、たまたま親からの
虐待経験があるかたが、選択的夫婦別姓の実現を
望んでいるというだけだと思います。
虐待経験と夫婦別姓の希望とのあいだに、因果はないと思います。

「四条烏丸」は親から虐待された子どもの心理について
調べたいなら、名字にこだわっていないで、
もっとほかのことを調べることだと思います。


2015年12月に放送された「クローズアップ現代」には、
両親が離婚した経験があるので、自分は夫婦同姓を
希望するというかたが登場します。

「親の離婚で夫婦同姓希望?」
「家族の名字 どう考えますか? ~“夫婦別姓”のゆくえ~」

両親の離婚を経験していたため、夫婦が同じ名字で
あることを強く望んでいたのです。

妻 ゆかりさん
「お父さんがいてお母さんがいて家族でという
憧れが強かったので、やっぱり自分でもあたたかい家族が
ほしいなと思っていたので、同じ名字で同じひとつ屋根の下で
という憧れがすごくありました。」

選択的夫婦別姓の反対派である宮崎哲弥氏も、
両親の離婚のトラウマが原因ではないかと考えられます。

「反対理由はトラウマ!?」

テレビ番組で著者を見かけたのは三年前。 
夫婦別姓の是非を討論する中で、
彼は、両親の離婚という自らの経験を交え、別姓反対を力説していた。
後日、彼の著書『夫婦別姓大論破』を書店で発見。

それにしても、世の中どうしてこう次々と
御用評論家なるものが再生産され続けるのだろう。
需要と供給はどこの世界でも一致するってことかぁ。
とはいえ、両親の離婚という彼の個人的なトラウマ
(だと私は思うけれど)に振り回されるのだけは、御免被りたい。

子どものころ両親が離婚したので、それが理由で
夫婦同姓を希望するかたは、結構いるのではないかと思います。


名字に対するスタンスと家庭環境の関連を調べたいなら、
「四条烏丸(jはんし2018)」は、選択的夫婦別姓の反対派が
育った家庭環境を調査するといいと思います。

選択的夫婦別姓の推進派の家庭環境を調べるより、
なにか結論できるものがあるかもしれないですよ。
宮崎哲弥氏のトラウマ説も、調査するといいでしょう。



posted by たんぽぽ at 22:35| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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