「家庭という共同体に二つも名前は要らない」と
自信を持って断言しています。
同様のことを言う反対派(非共存派)はたくさんいますが、
少し考えると、根拠がないことだとわかります。
「夫婦や家族は同姓であるべき」という
結論が先にあって、それに合わせた名字認識なのでしょう。
家庭という共同体に二つも名前は要らないし、大体子供はどうやって姓を選ぶのか、その子供が成長して結婚する時はどうするのか?
— ヨシツネ (@yoshitunekodomo) 2018年9月5日
はなはだ疑問の多い夫婦別姓、大した議論もされずに国会に提出されるが、私は夫婦別姓には反対ですし、もっと慎重に議論していただきたい。
三木圭恵
フィクションですが、サザエさんの家族は名字がふたつです。
それでなにか問題があると言うのでしょうか?
"家庭という共同体に二つも名前は要らない" https://t.co/oL5cFHvsFA サザエさん「うちはふたつありますが、それがなにか?」
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2018年9月10日
サザエさんタラちゃんマスオは波平、フネ、カツオ、ワカメたちと一つ屋根の下で暮らしているので名字が違っても家族の一体感はあります。
— mametan (@tosiho) 2018年6月30日
逆にサザエ、タラちゃんにとって日常顔を合わせないマスオの親族とは名字が一緒であることによる「家」という慣習による一体感があります。
現実にも名字がふたつ以上ある家族は、いくらでもあります。
二世帯住宅なら名字がふたつは珍しくないです。
多くの場合妻が夫の名字に改姓するので、
この夫婦が妻の両親と同居すれば、名字がふたつの家族です。
親が離婚して、母親が生来の名字に戻っても、
子どもが父親の戸籍に入ったままなら、
この母子がいっしょ暮らす家族は名字がふたつです。
ほかにもひとつの家族に名字がふたつ以上ある事情は
いくらでも考えられるだろうと思います。
「家庭という共同体に二つも名前は要らない」と
喝破する選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
現在でも存在する名字がふたつの家族を
どう思っているのかと思います。
「名字はふたつもいらないんだよ」と、
いちいち難癖をつけるのかと思います。
そんな野暮なことはしない、なにも言わないというなら、
その反対派(非共存派)も、名字がふたつある家族の
黙認や容認ができていることになります。
安倍政権は「伝統的家族が出生率を高める」と言って、
三世代同居のできる二世帯住宅を推進しています。
「3世代同居で少子化対策?」
「伝統的家族で出生率回復?」
おそらく反対派(非共存派)で支持している人も
多いであろう安倍政権の推奨する「伝統的家族」は、
名字がふたつの家族になることが多い、ということを、
反対派(非共存派)はどう考えるかと思います。
(妻が夫の名字に改姓して、夫の両親と同居するに
決まっている、なんて言わないですよね。
夫が改姓するケースや、妻が改姓しても妻の両親と
同居するケースも考えていますよね?)
「サザエさん一家」も、選択的夫婦別姓に反対の
有力団体である日本会議が「理想」と持ち上げています。
それならその「理想の一家」とやらには、
名字がふたつあることくらい、かんがみてほしいものです。
「日本会議の理想はサザエさん」