とても不自然な「自分の会社のお話」のツイートについてです。
このツイートでは「本人確認や家族の確認に困ると
選択性夫婦別姓に反対な人ばかり」と言っています。
(「選択性」ではなく「選択制」ですね。)
こんなことを言っている人も、寡聞にしてわたしは知らないです。
我が社の女性社員は、希望者は全員旧姓使用が認められています。
— ビタミンE (@9syuudanji) 2018年8月9日
営業や広報秘書は勿論、事務方も。
「旧姓の時間が長く休日くらいしか旦那の苗字を使えない」と言っている人もいる。
しかも本人確認や家族の確認に困ると選択性夫婦別姓に反対な人ばかり
賛成しているのは本当に日本人か?
苗字が同じでないと家族確認や本人確認に困るなら、
夫婦同姓を選択すればいいだけのことです。
他人が夫婦別姓を選択することに、反対する理由はまったくないです。
導入したいのは「選択的夫婦別姓」です。
夫婦同姓を選びたい人は、従来通り選択できるからです。
自分が夫婦同姓を選択すれば解決することなのに、
わざわざ他人の夫婦別姓に反対するという
必要のないことをする人は、本当にそんなに多いのかと思います。
他人の夫婦別姓に反対する人がいるとしたら、
「選択的夫婦別姓が認められたら、
自分も夫婦別姓を選択しなければならない」という、
変な誤解をしている人だと思います。
8月25日エントリの旧姓使用のお話も同様です。
「旧姓使用が認められている職場では、
自分も旧姓使用しなければならない」という、
おかしな誤解をしていると考えれば理解できます。
最初のツイートの奇妙なお話に出てくる人たちは
「選択制の意味がわかっていない」か、
「自分と他人の区別ができない」と考えられます。
これらは実生活で苗字の問題に直面したことがなく、
生活感のない観念だけで考えている
選択的夫婦別姓の反対派に多く見られることです。