どんな人間にも基本的人権はあるということ、
LGBTのかたの人権を尊重するのは、「人間だから」であって
「有能だから」ではない、という主旨のツイートがあります。
基本的人権は、ただ人間であるというだけで
だれでも等しく持っているものであり、
なにかとの交換条件で与えられるものではないという
基本的人権の基礎的な認識を示したものです。
無能で納税力も乏しいまたは無かったりしても人間というのはただ人間であるというだけで人権があるわけです例えば差別されない権利とかが。そういう人権享有はなにか納税力や仕事能力の有無大小みたいな条件付きではありません。LGBTの方の人権が尊重されるべきなのは有能だからじゃなく人間だからです https://t.co/nIuJhLxVd9
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) 2018年7月30日
このツイートをわたしがリツイートしたのですが、
「四条烏丸(旧もも281)」が妙なリプライをしました。
たんぽぽは納税額少ないからリツイしてるんだろう(苦笑)
— 四条烏丸 (@nanaarek20) 2018年7月30日
なぜここでわたしが「納税額が少ない」などと
邪推されなければならないのかと思います。
ネットで知りえない個人的事情を勝手に邪推して
誹謗中傷するのは「四条烏丸」が最近よくやることです。
最初の太田啓子さんのツイートは、
3000以上のリツイートがあります。
「四条烏丸」はこれら3000のリツイートした人たち全員を、
納税額が低いと思っているのでしょうか?
基本的人権は能力や納税額にかかわらず
どんな人間でも持っているという天賦平等、不可侵不可譲性は、
だれもが理解する必要のある普遍的認識です。
これは納税額が高い人でも理解する必要のあることです。
納税額の低い人だけが理解することではないです。
よって納税額が高い人もどんどんリツイートして
認識を広めたいことですし、リツイートしただけで
納税額が低いと決められるいわれはないです。
「四条烏丸」は納税額の低い人に基本的人権があることを、
内心ゆゆしく思っているのでしょうか?
それで納税額が低くても人権があると主張する人を、
「あいつは納税額が低いから賛同するのだ」と
いうことにして、貶めようというのでしょうか?
「四条烏丸」のようなもの言いが許されるなら、
人権侵害や差別、抑圧に対するいかなる指摘も、
同じようなやりかたで貶めることで、
当事者でないものが告発することが許されなくなります。
基本的人権を解説する中学や高校の教科書を見ると
「基本的人権が侵害された例」として、
ヒトラー・ナチスのユダヤ人収容所を
載せていることが多いと思います。
「四条烏丸」は基本的人権を学校で習ったとき
「この教科書を書いた人は、ユダヤ人なんだろう」なんて、
いちいち邪推していたのかと思います。
最初の太田啓子さんのツイートはLGBTに触れています。
これは杉田水脈の「同性愛には生産性がない」発言に
関係したツイートだからです。
ところが「四条烏丸」は「たんぽぽはLGBTだから
リツイートしているのだろう」とは、言わなかったのでした。
納税額の少ない人は存在をイメージできるけれど、
LGBTは存在をイメージできないからでしょうか?
もしそうだとすると、「四条烏丸」はLGBTを
「自分の知らないどこか遠い世界にいる人たち」
くらいに思っているのかもしれないです。
だから邪推にもとづく誹謗中傷であっても、
わたしがLGBTである可能性を考えなかったということです。
被差別マイノリティは、自分の身近にいる
可能性が高いのに、自分の身近にはいないと思っているという、
「四条烏丸」の人権意識の表れが、
ここにもうひとつ隠れているもののようです。