2018年07月08日

法制審議会の3案と別姓反対派

選択的夫婦別姓を認めると家族が崩壊するとか、
日本解体につながるという、典型的な反対派です。

ちょっとヒステリー気味な感じがします。
以前分類した、レベル4かそれ以上の反対派です。

「夫婦別姓と同性婚・反対派のレベル」

 

「A案」「B案」は1992年に法制審議会が
検討した3つの案のうちのふたつのことでしょうか?
そうであればA案とB案が逆になっています。

A案: 夫婦別姓、子どもの苗字は夫婦のどちらかに統一
(法制審議会が主張する案)
B案: 夫婦別姓、子どもの苗字は出生ごとに決める
(野党提出案)
C案: 民法上は夫婦同姓。戸籍に旧姓を記載できる。
(いわゆる旧姓の通称使用案)

このような間違いは寛大に扱いたいと
言いたいところですが、おかしな主張をする人は往々にして、
細かいところで間違いが多かったりします。


最初のツイートの反対派は、A案とB案は夫婦別姓で
法律婚が認められるというので、見てのとおり全否定です。

C案はどう思っているのかと思うところです。
これは「旧姓の通称使用でじゅうぶんだ」という、
反対派がよく主張する案に近いものであることは、
夫婦別姓訴訟を起こしているサイボウズの
青野慶久氏の原告団も指摘していることです。

「新しい夫婦別姓訴訟・とまどい」
「新しい夫婦別姓訴訟・日本会議」

こうした危惧は、青野氏側が「夫婦別姓」反対である
日本会議にアプローチしたことでさらに濃くなる。
「日本会議の提案内容が実現される訴訟です。ご協力ください」
この訴訟の担当弁護士・作花知志氏が日本会議に向けたメッセージである。


最初のツイートの選択的夫婦別姓の反対派も、
例によって「旧姓の通称使用でじゅうぶんだ」と主張しています。
これは法制審議会のC案に近い案ですから、
C案なら賛成できるのではないかと期待します。


法制審議会案にA案とB案があることを
ご存知なら(入れ替わっていてやや怪しいですが)、
C案も存在することもご存知だと思います。
最初のツイートの反対派はC案には賛成するのか、
ご意見を聞きたいものだと思います。

青野慶久氏らが起こした夫婦別姓訴訟で
目指している案も、法制審議会のC案に近いです。
最初のツイートの反対派は、青野慶久氏らが起こした
夫婦別姓訴訟にも支持、賛同ができるのか、
ご意見を聞きたいものだと思います。


posted by たんぽぽ at 21:18| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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