2018年05月20日

周回遅れの男尊女卑の国?

「夫婦別姓は共産主義による家族解体」なんて、
安倍晋三と同じことを言っている、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。

言いたいことはいくつかあります。
ここでは「周回遅れの男尊女卑の国の真似を
なぜしなければならないのか」を取り上げたいと思います。

 


「周回遅れの男尊女卑の国」というのは、
具体的にどこの国のことなのかと思います。
このかたが問題視する共産主義国は、ジェンダー平等に
力を入れる傾向がありますから、おそらく違うでしょう。

プロフィールを見ると「日本が好き、保守」とあります。
このような政治的立ち位置の人が目のかたきにすることが多い、
中国と韓国のことかもしれないです。

「選択的夫婦別姓のまとめ(2)」

中国は第二次世界大戦後、何回かの婚姻法改正で、
ジェンダー平等という見地からの夫婦別姓へと、
意味づけが変わってきています。
韓国は2008年に家族法が改正されて、
男性優位の戸主制度は廃止になっています。
よってどちらも「周回遅れの男尊女卑の国」ではないでしょう。


欧米の民主主義国は、選択的夫婦別姓を認めるなんて、
20世紀のうちに終わっていることです。
アジアの国で夫婦同姓が強制されていた国も、
21世紀に入ってから、結婚時の苗字の選択を広げるようになり、
夫婦別姓が選択できる国も増えてきています。

「夫婦別姓・世界各国の状況は?」

夫婦の姓を巡る各国の状況

2018年現在、いまだに夫婦同姓が強制され、
夫婦別姓を選択できないのは、ほとんど日本だけとなっています。
結婚時の苗字に関しては、日本は世界の動きから取り残され、
「ガラパゴス」と言われてからもひさしいです。

「周回遅れの男尊女卑の国」は、日本だと思います。
わざわざ外国の真似なんかするまでもないです。
他国で「周回遅れの男尊女卑の国日本」の真似を
するところがないようなのは、よかったと思います。



posted by たんぽぽ at 19:47| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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