2018年05月13日

タイの選択的夫婦別姓

メインブログの5月12日エントリで少し触れましたが、
タイは2005年に選択的夫婦別姓が導入されました。
すでに13年経過していて、終わったお話になっていると思います。

「タイ国の夫婦別姓法ようやく成立」

上記のタイの選択的夫婦別姓について
簡単に触れた記事は短いので、全文引用します。

 
タイ国の夫婦別姓法ようやく成立
2005年2月20日   元田時男

本件については、2000年8月にこの欄において、
夫婦別姓法がタイの国会で難航している旨おしらせしましたが、
そのときは結局男性議員の反対により否決されました。
しかし、近年再度この法案が上程され、ついに通過、
2005年1月19日付けの官報で公布され、公布の翌日から施行されました。

従来の「1913年姓名法」では12条において
「妻は夫の姓を名乗ること」となっていたのを、
今回の改正では、12条1項で「夫婦はそれぞれ、
合意によりいずれの姓をも名乗ることができ、
自己の旧姓を名乗ることもできる。」とし、
2項では「その合意は結婚のときでも、結婚後でもよい」としていて、
夫婦は夫または妻の姓を名乗ることもできれば、
旧姓を名乗ることもできると、
文字通りの「夫婦別姓」が可能となりました。

一方日本では、「夫婦別姓」度々国会の場で
議論されてきましたが、未だに実現していません。
1991年に民法750条(夫婦同姓)を含む民法改正が、
法制審議会から法務大臣に答申されて以来10数年、
いつになったら実現するのでしょうね。

法改正前までは「妻は夫の苗字を名乗る」でした。
法改正によって夫婦別姓が選択できるだけでなく、
夫婦同姓でも妻の苗字を選択できるようになっている、
というところが特筆することだと思います。


2005年に法改正ですから、最近の資料にはタイで
選択的夫婦別姓が認められていることは反映されています。

「夫婦別姓・外国を参照する意味」
「夫婦別姓・世界各国の状況は?」

夫婦の姓を巡る各国の状況

日本で自民党の選択的夫婦別姓の推進派が
活発だった時期よりはあとなので、少し古い資料を見ると、
タイの情報が更新されたことは反映されていないです。
1992-93年ごろの情報を元にしているつぎの資料では、
タイは「婚姻をした女は、その夫の姓を
用いなければならない」と記述されています。

「夫婦別姓 各国の状況は? 」


タイは2000年に一度、選択的夫婦別姓法案を
成立させようとして、否決されたとあります。
このときは男性議員による反対で実現しなかったのでした。
壁になったのが男性議員というのはさもありなんで、
どこの国でも同じということだろうと思います。

タイでもすぐに選択的夫婦別姓が実現したのではなく、
紆余屈折があったということです。
それでも一度否決されてから実現までに、5年かかっていないです。
このあたりは動きが早いと言えると思います。

日本は選択的夫婦別姓法案についての
法制審議会の答申書は1996年ですが、
2018年現在、いまだ実現の見通しがないです。
22年経過していますが、まだ実現しないということです。
すでにタイの4倍以上の時間を使っています。

記事では最後に日本のことに触れています。
日本の選択的夫婦別姓は「いつになったら
実現するのでしょうね」と最後に述べています。
記事を書いた2005年から、すでに13年が経過です。
本当にいったいいつになったら実現するのかと、つくづく思います。