2018年05月06日

自民党が夫婦別姓に言及すること

前のエントリの続き。

とくに自民党の議員や関係者が、選択的夫婦別姓の
導入に関して積極的、肯定的なことを言っても、
わたしはどこか話半分に聞いてしまうものがあります。

「福田元首相「夫婦別姓、女性の働きやすさには必要かも」」
(はてなブックマーク)

 
福田康夫がしらじらしいうそを付いているとは、
わたしはぜんぜん思っていないです。
選択的夫婦別姓の導入は必要なことだと
本気で思っているでしょうし、偽善などないと思います。

前のエントリでお話したように
自民党は選択的夫婦別姓の反対派の議員や
支持基盤の力が強大すぎて、推進派がなにをやっても
ほとんど無力という現状があります。

それを考えると、自民党の議員や関係者が
選択的夫婦別姓についてどんな肯定的な姿勢を
示したところで、どうせ「言うだけ」で無力だろうとしか、
わたしには思えなくなっているということです。
(それでも肯定的な意見を表明することは、
表明しないよりはずっとよいと思いますが。)


党内の反対派議員や支持基盤にどう対処するのか、
それをはっきりさせる必要があると思います。
日本会議なんてどうするつもりかと思います。

福田元首相「夫婦別姓、女性の働きやすさには必要かも」:朝日新聞デジタル

まず日本会議の影響力を排除してくれないと、何を言っても虚しく聞こえる

2018/04/27 14:10


付記1:

上述のブックマークでは日本会議に触れています。
ネットをよく使うかたには、日本会議の存在が
常識的になったのは、よいことだと思います。


付記2:

2002年に作られた自民党内の選択的夫婦別姓の議連には、
福田康夫は参加していなかったようです。

「平成14年7月24日 「民法の一部を改正する議員立法案~例外的夫婦別姓制度」」



posted by たんぽぽ at 08:21| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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