2018年04月23日

女性が改姓しないと嬉しくない?

メインブログで取り上げた、ベトナムに在住しているかたの、
かなりストレートな選択的夫婦別姓への反対意見があります。

リンク先はすでに切れていますが、
選択的夫婦別姓の推進を呼びかけるツイートがありました。
それに対して異論を申し立てているものです。

 


選択的夫婦別姓に反対する男性のメンタリティの
根幹にあるのは、自分と結婚する女性が自分の苗字に
改姓しないのが嫌、ということだと思われます。

「同姓派男性の自分の問題」
「同姓派男性の自分の問題(2)」

このタイプの男性は多くの場合、これをはっきり言わないです。
自己中心的で差別的と自分でも思っているからなのか、
はっきり言うことがはばかれるのでしょう。
それをはっきり言う最初のツイートのかたは、
ちょっと珍しいくらい正直だと思います。


最初のツイートのかたは、結婚したら自分の苗字に
改姓するという「男の既得権」を満たしてくれる
女性としか、結婚しないのだろうと思います。
自分がそう思うだけなら、それでもいいだろうと思います。
他人の夫婦別姓の選択まで、反対しないでいただきたいです。

選択的夫婦別姓ですから制度を導入したあとも、
夫婦同姓の選択はいままでと同じようにできます。
どれだけ結婚改姓しない女が気に食わなくても、
選択的夫婦別姓に反対する理由はないと思います。

最初のツイートのかたは選択的夫婦別姓が認められたら、
自分と結婚する女性が名字を変えたくないと言いやすくなるから、
選択的夫婦別姓には反対ということでしょうか?

現行の夫婦同姓が強制される状況で、
そのような女性が結婚改姓するとしたら、
社会通念や周囲や最初のツイートのかたからの圧力によって、
望まない改姓を強いられたことになります。
もとから最初のツイートの人が結婚しても嬉しくない
「同じ名字を名乗りたくない」女性だったということです。


夫婦別姓でもなんら問題ないかたに言わせたら、
最初のツイートのかたのもの言いは「大きなお世話」です。
「世の中には自分と異なる他人がいる」ことに気づかれたいです。
自分は国際人だという自負があるのでしょう?




夫婦別姓を望む理由は「名字を変えたくない」であり、
「相手が名字を変えたくないならそれを尊重したい」です。
「相手の名字を名乗りたくない」ではないです。

選択的夫婦別姓問題を「女性も改姓しない」ではなく、
「女性が結婚相手の男性の名字を名乗るか」だと
とらえるのは、男性視点の考えかただと思います。



日本の男性はその多くが、結婚相手の女性の名字を
名乗りたくないと考えています。
そうした男性と結婚する女性は、まさに「同じ名字を
名乗りたくない相手と結婚」するということであり、
「嬉しくない結婚」をすることになります。

最初のツイートのかたは、ぜひご自分が結婚相手の
女性の名字を名乗って、相手の女性の結婚を
「嬉しいもの」にしていただきたと思います。


わたしは最初のツイートのかたからブロックされました。
わたしはこのかたに「日本の女性は嬉しくない結婚をする」という
主旨のリプライをしたので、それが原因だと思います。



付記:

わたし以外にもブロックされたかたはいらっしゃりますよ。





posted by たんぽぽ at 23:53| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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