2018年04月14日

選択的夫婦別姓の議論は一院制で?

なにを思ったのか、選択的夫婦別姓を国会で審議するなら、
一院制議会にする必要があると、主張するかたがいます。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の中には、
わけのわからないことを言い出す人も珍しくないですが、
統治機構と関連づける意見ははじめて見ました。

 

選択的夫婦別姓を議論するのは、
なぜ一院制議会にしてからなのかと思います。
理由がまったくわからないです。



現在、選択的夫婦別姓が認められている国は、
日本以外のほとんどすべての国ですが、
その中には二院制議会の国もたくさんあります。

アメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパの主要国は
二院制を採っていることが多いです。
これらの国では、なんら問題なく選択的夫婦別姓の議論があったし、
それによって実際に家族法を改正しています。

世界各国の議会制度


これも「抱き合わせ論」の一種だと思います。
選択的夫婦別姓に反対したいけれど理由が見つからないので、
「その前にあれを認めろ、これを認めろ」と言って
時間稼ぎをしようということだと想像します。

最初のツイートのかたこそ、一院制がどうのとか
地方分権がこうのとか、選択的夫婦別姓となんら関係ない
統治機構のことを並べて、国民を惑わすのは、
やめていただきたいと思います。






posted by たんぽぽ at 20:39| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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