2018年04月09日

社会の「専業主婦願望」願望

このところ「日本では専業主婦を希望する女性が多い」と
主張するかたたちが何人かいらして、それを見てきました。

「専業主婦希望の女性は7割?」
「専業主婦希望が多いという調査」
「専業主婦希望の女性が多い?」

これらについてわたしが思うのは、日本社会の中には、
女性は専業主婦になることをみずから望んでいると思いたい
願望が蔓延しているのではないか、ということです。

 
TesTeeの「専業主婦希望は7割」という調査
そのような願望が事実であってほしいという意識が、
背景にあってのことではないかと思います。

「ある職業の女性のなんと80%以上が専業主婦になりたいと思っていた!」

3月20日エントリでお話したツイートのかたも、
「安定した結婚生活が保証されてるなら
仕事を辞めたいという女性の方が圧倒的に多いと思う」
と考えるのは、「そうあってほしい」という
自分の願望も入っているのではないかと思います。


5年前に厚生労働省が「少子高齢社会等調査検討事業」で、
15-39歳の独身の男女が対象の意識調査を行ないました。
この結果が発表されたとき、メディアは「専業主婦希望が
若い女性に多い」ことに注目した取り上げかたをしました。

「独身女性の専業主婦願望」
「独身女性の専業主婦願望(2)」

専業主婦になりたいという女性は34.2%ですが、
専業主婦になりたくない女性は38.5%です。
専業主婦希望でない女性のほうが実は多いのですが、
なぜか専業主婦希望ばかりクローズアップされました。

結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか。

それでも予想以上に専業主婦希望が多かったので、
それを意外に思ってクローズアップしたのかと、
このときわたしは思っていました。

じつは「女性は専業主婦を希望してほしい」という
「希望」が彼らにもあって、それに合致する事実をとくに
クローズアップしたということかもしれないです。


問題にするべきは「女性の専業主婦願望」ではなく、
「女性は専業主婦を希望してほしい」という「社会の願望」
ではないかと、わたしは思い始めています。


posted by たんぽぽ at 06:56| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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