と主張をなさるかたが、またいらっしゃります。
まず女性が主体的に経済的に自律して生きられない社会という現状認識は今現在活躍されてるキャリアウーマンの方々のアイデンティティと矛盾しています。主体的に生きられるのに7割の働く女性は主婦となる事を望んでいるのが日本の現状です。
— chalrotterant(シャル) (@chalrotterant1) 2018年2月24日
このときのわたしは、それらしき調査を知らなかったので、
なにを根拠にして言っているのかわからなかったです。
"主体的に生きられるのに7割の働く女性は主婦となる事を望んでいる" https://t.co/KJRkNbHrjd なんの調査なのか、根拠がわからないです。女性が望まないのに非正規雇用に回されるお話なら、たくさんあります https://t.co/ix5o107enc
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2018年3月1日
3月20日エントリお話しましたが、18-34歳の未婚女性を
対象にした厚生労働省の『出生動向基本調査』によると、
専業主婦希望の女性は2015年は8%程度です。
「7割」からはどうやってもかけ離れています。
「未婚女性の予定ライフコース」
未婚女性の予定のライフコース。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2017年4月3日
伝統型が減り,両立志向が増えている。それが実現可能という展望が持てないと,結婚は躊躇する。 pic.twitter.com/A1gT4YTA7J
「専業主婦希望が7割」に納得しないかたは、
わたしのほかにも何人かいらっしゃりました。
自分も専業主婦になりたいと思わないかたや、
専業主婦希望の女性が7割なんて、自分のまわりを
見ても実感できない、というかたが反論しています。
死んでも専業主婦にはなりたくないですね(・∀・)
— もちもち (@loser_04060) 2018年3月1日
私もです
— hakobune (@hakobune4) 2018年3月1日
ご自身の周りの7割が専業主婦を望んでおられるって方おられますか~ https://t.co/R193g2rpFg
— わんわん (@wanwan_nz) 2018年3月1日
「専業主婦希望は女性の7割」の情報源は、
3月24日エントリでお話した、TesTeeの調査ではないかと思います。
この調査は、すこしあとに教えていただいたものです。
「専業主婦希望が多いという調査」
「ある職業の女性のなんと80%以上が専業主婦になりたいと思っていた!」
このような↓調査を根拠にしているのでは?https://t.co/9L2nCZcUfU
— kirikomio (@kirikomio) 2018年3月20日
ポイントは「経済面で心配ない場合」という条件で訊いていることです。通常の調査ではこうした条件はつけません。
この調査は女性だけが対象です。
回答数は2175でそのうち1496人が専業主婦希望と
回答しているので、68.8%であり約7割になります。
最初のツイートのかたの認識と符合します。
この調査はバイアスがかかっていると考えられることは、
3月24日エントリでお話しています。
「経済面で心配無い場合」という条件を
つけているからこのような結果になるのでしょう。
男性でも「経済面で心配無い場合」という条件がつけば、
仕事をやめたいかたはたくさんいそうです。
女性と異なるのは「専業主夫になりたい」という
男性はずっと少ないだろうということです。