アンケートをツイッターで行なっている、
女性専用車両の反対派がいて、ちょっと話題のようです。
女性専用車両の存在が気に入らなくて、わざわざ乗り込む
男性がいますが、そのような男性に対して女性たちが
「降りろコール」をした事件がありました。
アンケートはこの「降りろコール」の是非を問題にしています。
「女性専用車両「降りろ」コール以前の出来事」
現在はアンケートのツイートは削除されていますが、
画像キャプチャが残っています。
このアンケートは「正当な権利を行使した男性」なんて、
本来なら結果が出てから考察の段階で述べるような
自分の意見を、選択肢の文言に入れるくらいです。
あまりに露骨なので、リプライであきれられています。
アンケートなのに片方の選択肢に自分で「正当な権利を行使した」って言っちゃったw
— あんま通知見てない紙魚エビ (@bookfishswim) 2018年3月6日
自分の程度を自ら晒してますね。
— hakobune (@hakobune4) 2018年3月6日
正当な権利ってなに?この間も書いたけどこういうふうにしか考えられない自分と向き合った方がいいよ
— 唯の楼 (@low_tenson) 2018年3月6日
今女専車に反対してわざわざ乗ってる人たちに魅力を感じる?あの人たちが大人としてカッコいいと思う?
これ君さ、友達に「お前は無茶ばっかり言う」って普段いわれない?
— 泥沢 (@xxxdorogamexxx) 2018年3月6日
友達いないか。。。https://t.co/97y4OChzhT
このアンケートを作った「男性差別論者」は、
結果が気に入らないと、気に入った結果が出るまで、
さらにバイアスのかかったアンケートを作るようです。
https://t.co/jZcj36moQ4
— 絢辻かなた (@kanata_ayatsuzi) 2018年3月6日
今度はこちらをブロックしてから、再び女性を悪だと印象づけるための差別的投稿。気に入らないアンケート結果になるたびアンケートをやり直しており、極めて悪質。#電車には差別乗せるな安全守れ pic.twitter.com/jY6ZLSPFBM
アンケートはこのようにいろいろと酷評されています。
それでも最初の女性専用車両の反対派氏も、
まだまだだいじょうぶかもしれないです。
2005年、性教育バッシングが華やかなころ
自民党が行なった、性教育の実態調査アンケートよりは、
それでもまだましだと思われるからです。
「自民党・性教育バッシング」
「成城トランスカレッジ!(3)」
「ジェンフリバッシングのために「約3500の実例」とか
言っちゃうのは恥ずかしいからやめましょう」
この自民党の性教育のアンケートはたとえば、
「A.-1.コンドームなど避妊具の使い方実習」の設問では、
「全国各地の小学生の父母から悲鳴が上がっています」なんて、
かっこ書きで付け加えられています。
自民党のこのアンケートには、どの設問にも
このようなバイアスをかける断り書きがあります。
この時点で、最初の女性専用車両の反対派氏の
アンケートと同じレベルと言えるでしょう。
自民党のアンケートもご他聞にもれず、
結果が思い通りではまったくなかったようです。
そのせいかすべての回答数が3500件なのに、
「過激な性教育の実例が3500件」と発表しています。
これはあきらにうそをついていて、最初の女性専用車両の
反対派氏のアンケートを超えていると思います。
自民党のアンケートは紙を郵送するので、
結果が気に入らなくても、もう一度アンケートを
やりなおすことが難しく、それでこんないかさまを
することになったのだろうと思います。
容易にやり直せるアンケートであれば、
最初の女性専用車両の反対派氏のように、
都合のいい結果が出るまで、繰り返したことが考えられます。
付記:
あきらかにバイアスがかかっている個人のアンケートより、
政権についている公党のアンケートのほうが、
さらに偏っていることが問題なのでしょう。