2018年03月12日

推進派はすべて青写真を出せ?

選択的夫婦別姓の推進派は「すべて青写真を出せ」と、
言っている選択的夫婦別姓の反対派です。


具体的に「青写真」を出してほしい項目を、いくつか挙げています。
よって推進派としては回答しやすいとも言えて、
この点にかぎって言えば「良心的」だと思います。

 
>夫婦別姓やりますって実施する実数をだす!

2月10日に発表された内閣府の世論調査を使えば、
選択的夫婦別姓に賛成42.5%のうち、
自分が夫婦別姓を希望する人は19.8%なので、
全体の8.4%が夫婦別姓の希望者になります。

「家族の法制に関する世論調査」


賛成42.5%のうち「どちらともいえない」と
「わからない」のかたは合わせて32.7%です。
これらの人たちも、選択的夫婦別姓が認められたら
夫婦別姓を選択する可能性があるでしょうから、
夫婦別姓の希望は全体の15-20%程度と推測できます。


ほかにも、2015年12月に行なわれた、
東京新聞のアンケート調査があります。

「東京新聞・別姓のアンケート」




2016年1月ごろと思われる、20代と30代の女性を
対象にしたウートピのアンケートもあります。

「非改姓結婚希望が6割以上」

夫婦別姓が可能になったら、あなたは?

ほかにも新聞社の独自調査や、女性向けサイトや
結婚関連業者のアンケートなど、夫婦別姓を希望する人を
算出できる調査はたくさんあるでしょう。


>子供の名前とかどうするか?

法案の内容を訊いているなら、子どもの苗字は全員統一で、
婚姻届けを出すときに決めるのが法制審議会の案です。
子どもの苗字は父母のどちらでもよく、
出生ごとに決めるのが、立憲民主党などの野党案です。
野党案のほうがすぐれています。

「夫婦別姓・子の姓の議論」

各夫婦が子どもの苗字をどう決めるかでしたら、
わけあって父親の苗字にするとか、
便宜のために母親の苗字にするとか、
公平のために夫婦の苗字を交互にするとか、
それこそそれぞれだと思います。

家名の継承のために夫婦別姓にするかたでしたら、
継承が必要な家の苗字を子どもに名乗らせるでしょう。
夫婦両方の家で継承が必要なら、
子どもはふたり産んでひとりは父親の苗字、
もうひとりは母親の苗字にすると思います。


>離婚とかした場合にどうするか?

これはなにを問題にしているのかわからないです。
夫婦別姓を選択していても、ふつうに離婚届けを出して、
婚姻状態を解消するだけだと思います。

これはむしろ夫婦同姓を選択している場合に、
問題(考えること)があると思います。
結婚改姓している元配偶者は、結婚前の旧姓に戻すか、
そのまま婚氏を名乗る(婚氏続称)か選択があるからです。

まさか「夫婦別姓だと離婚しやすい」なんて
言いたいのではないですよね?
選択的夫婦別姓の反対派が出したことがある根拠は
ドイツとスウェーデンですが、どちらも夫婦別姓のせいで
離婚が増えた事実はないとわかっています。

「選択的夫婦別姓のまとめ(5)」


>墓はどうしていくのか?

お墓をどうするかは法律で決まっていないので、
各自で好きにすればいいだけだと思います。
ひとつのお墓にふたつの苗字を刻むことができるし、
苗字に関係なく同じお墓に入れます。

「反対派の精神構造と思考構造 お墓を守る反対派」

お墓の継承が問題だというのでしたら、
お墓も通常の財産と同じ扱いなので、
苗字に関係なく配偶者や子どもが法定相続人になるし、
遺言状で相続人を指定することもできます。


あなたが「青写真を出せ」と言ったことを、
わたしはすべてお話しましたよ、最初のツイートのかた


posted by たんぽぽ at 23:42| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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