主張していた選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
立憲民主党のツイートにも絡んでいます。
あの個人情報ボロ漏れなマイナンバーで個人を管理するなんて事になるから絶対に夫婦別姓制度なんて選択制でも無理。最初は選択制などと言ってても別姓世帯の数が増えて仕舞えばマイナンバーで強制個人管理社会となる。社民党みたいな事言ってあんた達は本気で政権など獲る気あるの?
— โยชิทากะ.. ✩*⋆✩⃛⁎゜ (@mercicat) 2018年1月20日
立憲民主党のアカウントが選択的夫婦別姓の導入を
主張する記事をリンクしているので、
こちらにもものもうす必要があると思ったのでしょう。
この反対派は、選択的夫婦別姓を導入することを、
「社民党みたいな事言って」と言っています。
社民党だけが公約にしていた政策ではないし、
社民党だけがとくに目立つ貢献をしているのでもないですから、
「社民党みたい」ということはないでしょう
民進党やその前身の民主党も、結党のころから
選択的夫婦別姓をずっと公約にしていました。
自民党政権に連立で参加し続けている公明党も、
実現にはほとんど無力ですが、ずっと公約にだけはしていました。
これらをご存知ないのかと思います。
この選択的夫婦別姓の反対派が「社民党みたい」と言ったのは、
ネガティブな意味であろうと思います。
「選択的夫婦別姓なんて左寄りの政策を主張するから
泡沫化する」とでも言いたいのでしょうか?
もしそうなら、ご自分の認識が右に偏っているのではないかと、
かえりみたほうがいいと思います。
さらに「メルシーキャット」は「あんた達は本気で
政権など獲る気あるの?」などとも言っています。
立憲民主党は本気で政権を取る気があるからこそ、
選択的夫婦別姓の実現を公約にするのだと思います。
自民党は選択的夫婦別姓の実現に反対を続けています。
「自民党とはっきり差をつけられる」という観点からも、
本気で政権を取りたいから公約にすると言えます。
「公約説明・立憲民主党編」
三つ目は、自民党政権と最も異なるところですが、
我々は多様性を大切にする社会をつくっていきたいと考えています。
実は、多様性は強さです。
あらゆる差別に反対をして、社会の分断をなくしていきたいと思います。
前述のように、選択的夫婦別姓は民主党が
結党のころから公約にしてきた政策です。
野党時代はほぼ毎年法案を提出してきました。
政権を取ってからは一度も法案提出できずに終わるという、
お粗末な結果にもなっています。
民主党政権時代に実現できなかった反省も含めて、
ここで立憲民主党が選択的夫婦別姓を公約にしなければ、
それこそ本気度が疑われるというものです。
立憲民主党は「多様性」を基本方針として、
さまざまなマイノリティの権利保障を標榜しています。
法制審議会の答申から22年も放置され続け、
「多様性」の代表格とも言える選択的夫婦別姓を
公約にしなければ、この基本方針も疑われるでしょう。
「立憲民主党・ジェンダー政策」
立憲民主党が、選択的夫婦別姓を実現することを
公約に掲げることは、政権を取る「本気度」を示す
必要条件だと思いますが、十分条件ではないと思います。
ずっと公約にしてきた民主党が、政権を取ったのに
実現できずじまいに終わった前例もあります。
立憲民主党が政権を取った場合も、また実現せずじまいに
なるのではないかという懸念があるので、
まだすっかり信用できると言えないからです。
立憲民主党が政権を取ったら、選択的夫婦別姓は
必ず実現する見込みが、なんらかのかたちで示されないと、
まだ「本気」と言えないくらいだと思います。