2018年02月10日

日本で夫婦同姓になった起源

明治に入って近代的な家族制度を整備したとき、
最初は「苗字は出自を表す」と考え、夫婦別姓が原則だったという、
わたしがよくお話することを指摘するツイートです。

『儒教とは何か』という本(それも最初)に
書いてあるのが、わたしにはいささか意外でした。


 
明治の後半になって、苗字の意味が変えられ、
妻が夫の苗字に改姓して夫婦同姓とすることを原則にしたのは、
ヨーロッパの家族法の影響を受けたからということも、
わたしがよくお話していることです。

ヨーロッパの法律の影響を受けた理由として、
不平等条約を撤廃するために欧米諸国風の法整備が
必要になった、ということは特筆することだと思います。



最初のツイートのかた、日本で夫婦同姓となったのは
明治になってからだけど、明治の初めは夫婦別姓が原則だった
ということを知って、発見の気分になっています。

日本の夫婦同姓が明治以降ということは、
わりあい認識が広まったように思います。
明治の最初は夫婦同姓でなく夫婦別姓が原則だったこと、
その後、ヨーロッパの家族法の影響を受けて
夫婦同姓を原則にしたということまでは、
まだまだあまり知られていないことのようです。


posted by たんぽぽ at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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