2018年02月06日

反韓国と選択的夫婦別姓の反対

日本で選択的夫婦別姓を実現することは、
韓国の文化の導入だと主張する反対派(非共存派)です。
韓国に対する強烈な差別感情にもとづいた
(通報ものですね)、ある種の反対派の典型です。



 
日本で導入しようとしている選択的夫婦別姓制度は、
夫婦同姓を強制する現行民法から、
夫婦別姓も選択できるようにするというものです。
日本の状況と近いのは、欧米の民主主義国になるでしょう。

「夫婦別姓・外国を参照する意味」

夫婦の姓を巡る各国の状況

韓国はもともと夫婦別姓が原則で、夫婦同姓がなかった国です。
「初期状態」がすでに日本と異なっています。
日本で導入したい制度は、夫婦別姓も夫婦同姓も
どちらも選べるようにするというものです。
すべての結婚を夫婦別姓にしようというのではないです。

「初期状態」も目指しているものも異なるので、
日本の選択的夫婦別姓制度は、「韓国の文化」の導入
ということには、どうやってもなりえないです。


選択的夫婦別姓の話題になると、反対派が持ち出す外国は
韓国と中国、ときどきスウェーデンです。
スペインやケベックも夫婦別姓が原則ですが、
これらが出てくることは絶対にないです。
わたしは一度も見たことがないです。

日本の選択的夫婦別姓問題が置かれている状況を考えれば、
日本が参照していると言える外国は、夫婦同姓の強制から
夫婦別姓も選択できるようにした国になるはずです。
夫婦別姓が原則の国を持ち出すことが、すでにナンセンスです。


最初のエスニック差別が旺盛な選択的夫婦別姓の
反対派のツイートは、韓国のことを「単に男尊女卑の激しい
極東のシットホール」などと言ってのけています。

世界経済フォーラムの2017年のジェンダーギャップ指数は、
日本は114位、韓国は118位で、似たり寄ったりです。
ほかのジェンダー関係の調査でも、日本と韓国は接近していて、
これら2国だけが他国から飛び抜けてジェンダー差別が
顕著な例は、OECDの調査などによく見られます。

「ジェンダーギャップ指数2017年」

「男尊女卑の激しさ」は日本も韓国も同程度だと言えます。
日本が韓国のことを「男尊女卑が激しい」などと
批判したところで「目くそ鼻くそを笑う」だと思います。
「近親憎悪」の一種とも思いたくなります。


posted by たんぽぽ at 23:52| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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