2018年02月05日

跡取りでなければ改姓しない?

「夫婦別姓には反対、夫婦同姓であるべき」というかたは、
男性のかたも、結婚相手のかたが改姓したくない場合、
自分が改姓して夫婦同姓にするのが筋だと思います。
日ごろからそう公言してほしいものです。


 
上記ツイートの反対派のかたも、相手の女性が
改姓したくない場合、ぜひご自分がお相手さんの
苗字を名乗って、夫婦同姓とされたいです。

想定しているケースは、おたがいの希望が

自分(男性): 夫婦同姓がいい
相手の女性: 結婚改姓したくない

ですから、自分が改姓すれば双方の希望がかないます。
これでなにも問題ないはずです。


上記ツイートのかたもそれを訊かれていました。
そうしたら「跡取りが居なくて婿養子になって欲しいと
言われたら僕はなりますよ」などと言ってきました。


そんな「条件付き」ではなく、相手の女性が改姓したくないなら、
ほかの条件がどうであっても、そんなことに関係なく、
ご自分が相手の女性の苗字に改姓されたいです。
「夫婦同姓であるべき」なら、自分から改姓して
夫婦同姓にする、それが当然だと思います。

この反対派は「跡取りが居なくて婿養子になって欲しいと
言われ」なければ、相手の女性が改姓したくなくても、
自分は相手の苗字に改姓せず、相手の女性に改姓させて
自分の苗字を名乗らせるということでしょうか?

「夫婦同姓であるべき、でも自分は改姓しない」のでしたら、
選択的夫婦別姓の反対派が大好きでよく使うことばである
「わがまま」と表現されることだと思います。


上記ツイートの反対派は、「婿養子」うんぬんと言っています。
現行民法に「婿養子」はないという批判もありますが、
それはいまは置いておいて、ここでは文脈から
「その家の跡取りになること」と考えておきます。

この反対派が言わんとしていることは、
「跡取りになるのがその家の娘ではなく自分であれば、
その家の苗字に改姓する」ということになりそうです。
自分が跡取りでないなら、改姓しないのかもしれないです。

自分が改姓するのは、自分にその家で特典があるとか、
男の自分が妻よりも優位に立てる条件がある場合だ、
それが自分が改姓するための交換条件だ、ということです。
なにを虫のいいことを考えているのかと思います。



posted by たんぽぽ at 23:59| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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