来年から引き下げられることをお話しました。
あのにせ科学批判のかたが、こんなことを言っています。
生活保護の引き下げを「誰が考えたんだか」です。
生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか
— きくT(2/10 ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年12月11日
(はてなブックマーク)
「誰が考えたんだか」と言われれば、厚生労働省であり、
それを承認する自民党・安倍政権でしょう。
厚生労働省がこの案を発表したことは、新聞記事に出ています。
なにをすぐわかることに疑問を持つのかと思います。
あのにせ科学批判のかたは「金融緩和を理解しない
リベラルや左派は経済弱者に冷淡だ」ということにして叩くために、
「金融緩和政策を実行する安倍政権は経済弱者に優しい」
ことにしているのではないかと思われます。
それで生活保護の引き下げを「誰が考えたんだか」と、
お茶を濁したのではないかと想像します。
左翼やリベラルが経済弱者に冷淡なのは日本の悲劇。冷淡でないなら「アベノミクス全否定」みたいな馬鹿なことは言わず、「アベノミクスのいいところは採用し、不充分な部分を補う政策」を提案するはずです。アベノミクスを全否定する時点で経済弱者のことは眼中にないわけ。彼らは冷淡なんだよ
— きくT(2/10 ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年12月10日
(はてなブックマーク)
今回の生活保護の受給額削減は経済弱者に冷たくないと
言ってのけるほどの、つらの皮の厚さはなかったようです。
(生活保護の現状が経済弱者に優しくないことや、
生活保護の経済合理性について、菊池誠氏はふだん語っているせいか、
それと矛盾することは言えなかったようです。)
自民党は「自助の精神が大事」と称して、
福祉予算や公的支援をできるかぎり減らし、
家族や個人で負担させることを是としてきました。
その結果、社会扶助費のGDP比がOECD加盟国の中で、
日本は平均よりはるかに低いという現状があります。
国民のみんなが稼いだお金を、税金として集めた国が、その集めたお金の内、どの程度の割合で仕事ができないような状態の人たちを援助しているかという世界比較のグラフ図です。日本を見てください。 pic.twitter.com/Kj4PQJmnhK
— emi kiyomizu (@kiyomizu5) 2015年8月30日
生活保護にいたっては公的支援の中では、
自民党はとりわけ目のカタキにしてきたと思います。
国民の中に不満や偏見があるので、
劣情を利用しやすいのもあるのでしょう。
そのような自民党や安倍政権が「経済弱者に優しい」
ことなどあるはずないのはあきらかです。
「リベラル・左派や野党を叩きたい」という
個人的動機から、「安倍政権は経済弱者に優しい」という
図式を作ろうとしても、破綻して当然と言えます。
きくT(12/13ベアーズ16は0g) on Twitter: "生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか"「安倍政権は弱者に優しい」という自説に反する事実は受け入れられない模様。これが仮にも科学者を名乗ってる人間の発言かね? もうこの人はトンデモさん認定でいいでしょ。
2017/12/14 16:57
きくT(12/13ベアーズ16は0g) on Twitter: "生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか"絶対にアベノミクスの名前は出さない、という強い意志を感じる。アベノミクスは経済弱者に優しい、みたいなことを暗にほのめかしていたはずだが。
2017/12/14 07:11