2018年01月16日

生活保護削減「誰が考えたんだか」?

メインブログの1月8日エントリで、生活保護の受給額が
来年から引き下げられることをお話しました。
あのにせ科学批判のかたが、こんなことを言っています。
生活保護の引き下げを「誰が考えたんだか」です。


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「誰が考えたんだか」と言われれば、厚生労働省であり、
それを承認する自民党・安倍政権でしょう。
厚生労働省がこの案を発表したことは、新聞記事に出ています。
なにをすぐわかることに疑問を持つのかと思います。

あのにせ科学批判のかたは「金融緩和を理解しない
リベラルや左派は経済弱者に冷淡だ」ということにして叩くために、
「金融緩和政策を実行する安倍政権は経済弱者に優しい」
ことにしているのではないかと思われます。
それで生活保護の引き下げを「誰が考えたんだか」と、
お茶を濁したのではないかと想像します。


(はてなブックマーク)

今回の生活保護の受給額削減は経済弱者に冷たくないと
言ってのけるほどの、つらの皮の厚さはなかったようです。

(生活保護の現状が経済弱者に優しくないことや、
生活保護の経済合理性について、菊池誠氏はふだん語っているせいか、
それと矛盾することは言えなかったようです。)


自民党は「自助の精神が大事」と称して、
福祉予算や公的支援をできるかぎり減らし、
家族や個人で負担させることを是としてきました。
その結果、社会扶助費のGDP比がOECD加盟国の中で、
日本は平均よりはるかに低いという現状があります。


生活保護にいたっては公的支援の中では、
自民党はとりわけ目のカタキにしてきたと思います。
国民の中に不満や偏見があるので、
劣情を利用しやすいのもあるのでしょう。

そのような自民党や安倍政権が「経済弱者に優しい」
ことなどあるはずないのはあきらかです。
「リベラル・左派や野党を叩きたい」という
個人的動機から、「安倍政権は経済弱者に優しい」という
図式を作ろうとしても、破綻して当然と言えます。

きくT(12/13ベアーズ16は0g) on Twitter: "生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか"

「安倍政権は弱者に優しい」という自説に反する事実は受け入れられない模様。これが仮にも科学者を名乗ってる人間の発言かね? もうこの人はトンデモさん認定でいいでしょ。

2017/12/14 16:57
きくT(12/13ベアーズ16は0g) on Twitter: "生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか"

絶対にアベノミクスの名前は出さない、という強い意志を感じる。アベノミクスは経済弱者に優しい、みたいなことを暗にほのめかしていたはずだが。

2017/12/14 07:11





posted by たんぽぽ at 23:09| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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