2017年12月04日

ツイッターで躍進しなかった?

10月22日の衆院選で立憲民主党が大健闘した
原因のひとつに、ネットとくにツイッターを使った
選挙戦術が功を奏した
ことがあります。

ところが年代別の投票率を見ると、立憲民主党は若年層で低く、
高齢層で高いことから、立憲民主党を支えたのは高齢層であって、
ネットで躍進したのではないと主張する記事があります。

「立憲民主党「Twitterで躍進」は本当か? 支えたのは「シルバー世代」 (1/2)」
(はてなブックマーク)

 
その根拠はネットを使うのは若年層だからだそうです。
根幹を支えたのはSNSを使いこなす若者層ではなく、
むしろ高齢層であることが浮き彫りになっている。

ネットをいちばん使いこなしているのは40代、
団塊ジュニア世代およびその前後あたりだろうと思います。
ネットの黎明期に若年層だった世代です。

「ネットをいちばん使うのは若年層」というのは、
ネット黎明期のいまから15年以上前の「常識」だと思います。
15年以上経てば同時の「若い人」も中高年になります。

いまの若い人たちのネットの使いかたは、仲間内でラインや
インスタグラムというのが、多いのではないかと思います。
このようなネットの使いかたをしていれば、
政治的な情報は入ってこないでしょう。




産経の記事はこんなことも書いています。
「立憲民主党を支持するのは学生運動に共鳴する人」
という、印象操作をしたいのでしょうか?

立憲民主党の支持層の年代別内訳は60歳以上が52・9%で、
調査対象全体の60歳以上の割合(39・7%)を大きく上回った。
主要政党では共産党(58・8%)に次ぐ高さで、
昭和時代に学生運動が盛んだった「シルバー世代」の支持が大きい。

ネットをいちばん使い込んでいるであろう現在の40代は
学生運動なんてほとんど知らないでしょう。
まだ産まれていないか、産まれていても物心ついていないです。


立憲民主党の「支持が大きい」としている
「シルバー世代」にとって、学生運動がどれだけ
「大衆的」だったのかという問題もあります。
1960年代の大学進学率は20%もなかったです。
大学に行っているというだけで「エリート」でした。

「高校・大学進学率の推移」



学生運動は一般大衆からの乖離があったくらいです。
よって現在、立憲民主党を支持している
「シルバー世代」が、かつての学生運動に共鳴や共感を
していたかと言われると、そうでもない人たちのほうが
多いのではないかと思います。


枝野幸男は若年層ほど自民党支持が多く、
立憲民主党の支持が薄くなることは承知しています。
その上で、ネットの選挙戦略が功を奏したと
分析しているということです。

「立憲民主党・若年層からの支持」
「自民支持の若者票をどう取り込む? 立憲民主党・枝野代表を直撃!「まったく考えていません」」
枝野 私たちはスタートラインは“ゼロ”だと思っています。
だから、むしろ「ゼロからそこまでいった」と思うべき。
もともと低い世代ほど自民党しか知りませんから、
若い世代に自民党が強いのは必然です。
政治に関心が低いといわれているなか、
新しい勢力が短期間でこれだけのアピールができた。
今後の展望は開けたと思っています。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/20/news052.html
立憲民主党はSNSを最大限利用した。
同党の公式ツイッターのフォロワー数は約19万に迫り、
13万超の自民党を大きく引き離す。
枝野氏は衆院選直後の記者会見で
「政治に関心の薄い層に向けて短い言葉でメッセージを発信し、
フォロワーの皆さんが自らの判断で活用していくという
いい循環が生まれた」と成果を強調した。


posted by たんぽぽ at 23:46| Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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