「亀井亜紀子氏、立憲民主から【17衆院選】」
民進党の亀井亜紀子元参院議員は4日午前、松江市で記者会見し、
衆院選の島根1区に立憲民主党から出馬すると表明した。
亀井氏は希望の党の1次公認から漏れた。
亀井亜紀子はかつて国民新党に所属していて、
民法改正、選択的夫婦別姓に反対していました。
いまも反対しているのだろうかと思います。
「選択的夫婦別姓法案に反対する理由」
法務省が選択的夫婦別姓法案を作成したことがニュースになっています。
我が党の亀井静香代表は既に反対を表明していますが、
国民新党の議員は揃ってこの法案に反対です。
女性の私がなぜ選択的夫婦別姓に反対するのか…。
それは夫婦別姓そのものよりも、非嫡出子と嫡出子の
相続権を同等にすることへの拒否反応です。
民法改正、選択的夫婦別姓の実現は、
民主党、民進党時代に公約にしながら、
党内の一部の反対派議員に足を引っ張られ続けたのでした。
民法改正の実現を望む人たちは、
いい加減辟易していることと思います。
立憲民主党になって、せっかくリベラルの度合いが高い
政党になったのに、そこに反対派が入り込むのかと思うと、
また面倒なことにならないかと心配です。
亀井亜紀子の場合、むしろ婚外子差別をなくすことに
反対なので、婚外子の相続差別に違憲判決が出て
民法改正がなされた現在、選択的夫婦別姓に反対する
理由はなくなったとも言えます。
今後の動向を注視することになるでしょう。
亀井亜紀子が立憲民主党から出馬を決めたのは、
はじめは希望の党からの出馬を望んでいたのですが、
公認から外されたからです。
民法改正、婚外子差別の撤廃に反対だったのに
「リベラル」と目されたのでしょうか?
「「独善的」「前原氏辞任を」=希望公認漏れに反発-民進候補ら【17衆院選】」
民進党から希望の党への合流を目指した亀井亜紀子元参院議員は
3日、衆院選1次公認候補から外れたことについて
「小池(百合子代表)さんが排除の論理を持ち出して
独善的に好きか嫌いかだけで判断している印象だ。
何が基準か分からない」と批判した。
希望の党は独自候補を優先させて、民進党出身者は
空いているところを埋める、という感じにしています。
それゆえいかに保守的、右翼的であっても、
ほかに競合する候補者がいれば、
そちらが優先になることもあるのでしょう。
「衆院選2017 希望、民進系押しのけ 独自候補を優先」
亀井亜紀子は2012年の衆院選の前に、
民主党の議員3人とともに「みどりの風」を作っています。
また2013年の橋下徹大阪市長による
「慰安婦必要だった」発言に一定の批判をしています。
こちこちの保守や右派ではないのかもしれないです。
「特集ワイド:いかがなものか 橋下氏「慰安婦必要だった」に直言」
はっきり保守、リベラルで色分けできるスタンスの人は
いいのでしょうけれど、保守ともリベラルともつかない
立ち位置の人は、希望の党の公認の基準では
不明瞭になりやすいのかもしれないです。
希望の党から出馬しようとした候補者が
立憲民主党へ移ること自体は、
わたしはぜんぜん構わないと思います。
立憲民主党は候補者が決定的に足りないからです。
「立憲民主党立ち上げた枝野幸男氏 希望の党からの移行希望者は「排除しない」」
枝野幸男も「希望の党から立憲民主党に移行したい
候補者を「排除しない」として受け入れる」と言っています。
いまならだれも文句は言わないでしょう。