2017年10月07日

亀井亜紀子・立憲民主党から出馬

亀井亜紀子が立憲民主党から出馬することになりました。

「亀井亜紀子氏、立憲民主から【17衆院選】」

民進党の亀井亜紀子元参院議員は4日午前、松江市で記者会見し、
衆院選の島根1区に立憲民主党から出馬すると表明した。
亀井氏は希望の党の1次公認から漏れた。

 
亀井亜紀子はかつて国民新党に所属していて、
民法改正、選択的夫婦別姓に反対していました。
いまも反対しているのだろうかと思います。

「選択的夫婦別姓法案に反対する理由」
法務省が選択的夫婦別姓法案を作成したことがニュースになっています。
我が党の亀井静香代表は既に反対を表明していますが、
国民新党の議員は揃ってこの法案に反対です。

女性の私がなぜ選択的夫婦別姓に反対するのか…。
それは夫婦別姓そのものよりも、非嫡出子と嫡出子の
相続権を同等にすることへの拒否反応です。

民法改正、選択的夫婦別姓の実現は、
民主党、民進党時代に公約にしながら、
党内の一部の反対派議員に足を引っ張られ続けたのでした。
民法改正の実現を望む人たちは、
いい加減辟易していることと思います。

立憲民主党になって、せっかくリベラルの度合いが高い
政党になったのに、そこに反対派が入り込むのかと思うと、
また面倒なことにならないかと心配です。

亀井亜紀子の場合、むしろ婚外子差別をなくすことに
反対なので、婚外子の相続差別に違憲判決が出て
民法改正がなされた現在、選択的夫婦別姓に反対する
理由はなくなったとも言えます。
今後の動向を注視することになるでしょう。


亀井亜紀子が立憲民主党から出馬を決めたのは、
はじめは希望の党からの出馬を望んでいたのですが、
公認から外されたからです。
民法改正、婚外子差別の撤廃に反対だったのに
「リベラル」と目されたのでしょうか?

「「独善的」「前原氏辞任を」=希望公認漏れに反発-民進候補ら【17衆院選】」
民進党から希望の党への合流を目指した亀井亜紀子元参院議員は
3日、衆院選1次公認候補から外れたことについて
「小池(百合子代表)さんが排除の論理を持ち出して
独善的に好きか嫌いかだけで判断している印象だ。
何が基準か分からない」と批判した。

希望の党は独自候補を優先させて、民進党出身者は
空いているところを埋める、という感じにしています。
それゆえいかに保守的、右翼的であっても、
ほかに競合する候補者がいれば、
そちらが優先になることもあるのでしょう。

「衆院選2017 希望、民進系押しのけ 独自候補を優先」


亀井亜紀子は2012年の衆院選の前に、
民主党の議員3人とともに「みどりの風」を作っています。
また2013年の橋下徹大阪市長による
「慰安婦必要だった」発言に一定の批判をしています。
こちこちの保守や右派ではないのかもしれないです。

「特集ワイド:いかがなものか 橋下氏「慰安婦必要だった」に直言」

はっきり保守、リベラルで色分けできるスタンスの人は
いいのでしょうけれど、保守ともリベラルともつかない
立ち位置の人は、希望の党の公認の基準では
不明瞭になりやすいのかもしれないです。


希望の党から出馬しようとした候補者が
立憲民主党へ移ること自体は、
わたしはぜんぜん構わないと思います。
立憲民主党は候補者が決定的に足りないからです。

「立憲民主党立ち上げた枝野幸男氏 希望の党からの移行希望者は「排除しない」」

枝野幸男も「希望の党から立憲民主党に移行したい
候補者を「排除しない」として受け入れる」と言っています。
いまならだれも文句は言わないでしょう。


posted by たんぽぽ at 06:42| Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント