2017年09月09日

同じ共同体に属している?

たまごどんは「性的メディアや性産業の利用は
性暴力の抑制に役立つ」と主張しているのですが、
それには条件があるらしく「相手が同じ共同体に属して、
同じ人間とみなしている」必要があるとも主張しています。

スウェーデンの移民やインドの性暴力の場合は、
加害男性が被害女性を「同じ共同体に属していると
みなさない」ので、性的メディアや性暴力の利用で
減らせないのだそうです。

「スウェーデンの性犯罪」

 
スウェーデンで性犯罪が多いのは、移民のせいなのですか?
それなら移民の男性に性産業や性的メディアを
利用することを、推進してはいかがかと思います。

(11. たんぽぽ 2017年07月02日 15:35)
ほかの性犯罪の多発に悩んでいる国に
持ちかければいいのだと思います。
さしあたってインドはいかがですか?
(移民は関係ないけれど)性犯罪が頻発するので、
世論もキレかけているように思います。

(13. たんぽぽ 2017年07月07日 20:14)

インドのカースト制度は、所属するカーストに
よって人間の価値を決めます。最上位のバラモンは
奴隷階級のシュードラを同じ人間として扱っていません。

シュードラやダリット(不可触民)の娘をバラモンが
レイプしたところで、彼に罪の意識は芽生えません。
事件として見つかったら、ヘマをやっちまったと舌打ちするだけです。

移民の犯罪についても触れましょう。
移民が住民と同じ共同体に属せていれば、犯罪を抑制できます。
言い換えると、移民が住民を同じ人間として見做せていれば、
彼/彼女が犯罪に至る率はぐっと減ります。

移民は今住んでいる国が母国ではないし、
移住先の住民が作る共同体に上手く馴染めていないことが多い。
そして人間は、カースト制度でも見てきたように、
同じ共同体に属していない人間を、
まるで別の生物のように見做せるのです。

(17. たまごどん 2017年07月11日 22:36)


そうだとすると「日本軍の従軍慰安婦は、
兵士の性暴力の抑制に役立たなかった」ことになるでしょう。
日中・太平洋戦争当時の日本人は、
植民地や占領地の女性を、自分たちとは
「異なる共同体に属している」と思っただろうからです。

あるいは、あなたがいまお考えのように
「相手を同じ人間と思わなければ、性産業や性的メディアを
利用しても性犯罪は減らない」のなら、
旧日本軍の従軍慰安婦には効果がないことになります。

当時の日本人にとって、植民地や占領地の人間は
「同じコミュニティに属さない人間」でした。
よって植民地の女性を集めて性奴隷にしても、
日本人の性犯罪は減らないわけです。
相手は「同じ人間ではない」のですから、
慰安婦相手の性暴力も起きることでしょう。

(18. たんぽぽ 2017年07月16日 18:21)


そうしたら、たまごどんはいろいろと理由をつけて、
今度は「従軍慰安婦も本来は性暴力の抑制に
役立つはずだった」と、言ってきたのでした。

従軍慰安婦制度の導入当初は、日本軍のレイプ事件は一時的に減りました。
しかし、慰安婦が兵士に対して少なすぎたために、
レイプ事件の抑制という目的を果たせませんでした。

慰安婦がたんぽぽさんが主張するようにのべ40万人いればよかったのですが、
現実は慰安婦数が圧倒的に不足していました。
秦教授は慰安婦数をのべ2万人弱と推定しています。
https://38news.jp/asia/06838

(20. たまごどん 2017年07月16日 22:24)


たまごどんにお尋ねします。

————
1. 「従軍慰安婦が性暴力の抑制になる」というなら、
「異なる共同体に属する相手であっても、
性的メディアや性産業は性暴力の抑制になる」ということです。
よって「スウェーデンの移民やインドの性暴力も
この方法で減らせる」ことになります。

2. 「異なる共同体に属する相手に対しては
性的メディアや性産業は性暴力の抑制にならない」
というのであれば、「従軍慰安婦は兵士の性暴力の
抑制にならなかった」ということになります。
日中・太平洋戦争当時の日本人にとって
植民地や占領地の女性は「異なる共同体に属する」からです。

1.と2.のどちらでしょうか?
お答えいただきたいです。

————


posted by たんぽぽ at 06:43| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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