2017年09月07日

結婚退職の割合・国際比較

就業経験のある無業女性の
「仕事を辞めたおもな理由」についての国際比較です。
出典は「International Social Survey Program:
Work Orientations IV - ISSP 2015」です。



 
図示されている国の中で、退職の理由として
「結婚」と答えるかたの割合が顕著なのは日本だけです。

「女は結婚したら仕事を辞める」というのが
常識なのは日本だけということのようです。
欧米の民主主義国では結婚退職なんて、
すでになくなっているということです。


日本の場合「夫が働き妻が専業主婦が理想の家族」という、
高度経済成長期以来の家族思想が根を張っていて、
それが結婚した女性に退職を余儀なくさせるのでしょう。

日本は雇用とマリッジステートやジェンダーとの
結びつきが他国に比べてとくに強い
ということを、改めて示していると思います。

「結婚・ジェンダーと雇用問題」
「非正規雇用の待遇 性別と働き方にジェンダーバイアス」

性別と働き方の関連性が日本は特に強いことを、
岩上真珠氏の論文は海外との比較によって明らかにしている。
韓国やイタリアは性別規範の強い国として有名だが、
これらと比べても日本は性別と雇用形態の結びつきが強い。
男性は未婚、女性は既婚に非正規雇用が多い
といったように婚姻と雇用形態の結びつきも強い。


結婚以外の「家庭の事情」による退職も、
日本の場合、出産、育児、介護などが予想されます。

ほかの国も出産、育児、介護が理由ということは多そうですが、
それ以外の理由も多いかもしれないです。
「家庭の事情」の中身は国によって異なっている
可能性があるので、それが気になるところです。


posted by たんぽぽ at 22:46| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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