立候補している枝野幸男と前原誠司とで、
野党共闘のスタンスがだいぶ違っているからです。
「リベラルか保守か「決着つける戦い」 枝野氏と前原氏」
「両極対決 再編含み リベラルVS.保守「決着つける戦い」」(全文)
(はてなブックマーク)
野党共闘に否定的な前原誠司のスタンスが、
わたしとしては気になるところです。

前原氏は昨秋の代表選で「リセットするべきだ。
天皇制、自衛隊、日米安保、消費税で
共通認識を持てる政党としか組まない」と明言。
民進が惨敗する一方、共産が議席を伸ばした東京都議選後には、
周辺に「野党共闘が共産を利している」とも述べた。
記事で言及されているのは昨年の代表選のときの見解ですが、
東京都議会選でも、野党共闘に否定的と考えている
可能性のある見解を述べていはいます。
わたしに言わせれば、現状を鑑みれば野党共闘は必要だと思います。
自民党・安倍政権が強大すぎて、野党(立憲4党)が
たばになってかかっても、対抗は難しいくらいだからです。
共闘せずばらばらでやったら、野党はもっと惨状におちいるでしょう。
2016年の参院選の結果を見れば、野党共闘はじゅうぶん
効果を発揮することはあきらかです。
32選曲ある1人区で立憲4党(民進、共産、社民、生活)が、
全体の3分の1以上である11議席を獲得したからです。
「参院選・1人区で野党健闘」

参院選の1人区はほとんど全部自民党が取ると
決まっているようなところです。
現在のように自民党が圧倒的に強いときは、
自民以外は2-3議席しか取れないのが相場です。
「参院選1人区・自民の優位」
そこへもってきて11議席も取ったのですから、
野党共闘は威力を発揮したと言わざるをえないです。
非自民が3分の1以上の議席を取ったのは、
過去に3回(2016年を入れて4回)だけです。

「野党共闘が共産を利している」とも言っています。
野党共闘のせいで、民進党に入るはずの票が
共産党に流れたとでも言いたげです。
それはそうではなくて、共産党はそこそこ信頼や
期待をされていたからであり、民進党はろくに信頼や期待を
されていなかったということだと思います。
野党共闘のせいではなく、民進党自身の問題ではないかと思います。
ある程度以上、信頼や期待を持たれていれば、
野党共闘がないときより野党共闘があったときのほうが
票は入るだろうと思います。
2016年の参院選では共闘に参加した立憲4党は
どこも比例区で得票を伸ばしていました。
これは野党共闘が好感を持たれたゆえに、
支持を回復したこともあるのではないかと思います。
「参院選・比例区の民進復調」

枝野幸男は野党共闘に肯定的です。
これまでと同様、立憲4党の共闘を進めていくと思います。
枝野氏は岡田克也代表時代の幹事長として
共闘路線を進め、「政治のリアリズム」と主張してきた。
4月の講演では「ベストを目指すのではなく
ワーストを避けるのが政治。
我々の目指す社会像に反しない範囲でワーストを
避けるために組むのは、共産党であろうと
自民党であろうと一緒だ」と述べた。

