あのにせ科学批判のかたによる東京都議選の
結果の分析について、見てみたいと思います。
「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価」
「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価を見て思ったこと」
特徴のひとつに、都民ファーストが圧勝した理由は、
都政のことだけ話して、国政のことを言わなかったことがある、
ということを挙げていることがあります。
僕の理解では、都民ファーストは演説で国政に触れずに勝ったと思う。少なくともニュース通りなら小池知事の演説内容はそうだったようだ。都議会選挙だから都政の話に専念するというのは正しいし、そこは都民ファーストの勝因のひとつという気がする https://t.co/lLrqMvm45A
— 菊池誠(7/27,30ライブ) (@kikumaco) 2017年7月2日
次のように何回もしつこく繰り返します。
都民ファーストが勝ったということは、小池知事のこれまでの政策が都民に支持されたということです。それが民意っちゅうものやで
— 菊池誠(7/27,30ライブ) (@kikumaco) 2017年7月2日
小池知事は国政の話なんかせずに勝ったんだと思うけどね
— 菊池誠(7/27,30ライブ) (@kikumaco) 2017年7月2日
都民ファーストは国政を語らずに勝ったところがポイントやと思うけどね
— 菊池誠(7/27,30ライブ) (@kikumaco) 2017年7月2日
自民党が国政に関して強く批判されたので、
その批判票の流れた先である都民ファーストの圧勝となった、
ということが、おおかたの見かたではないかと思います。
自民党の関係者は、安倍晋三首相も含めて、
次のように都議選における自民党の大敗は、
国政を批判されたからだと分析しています。
「「森友と加計が悪い印象」 落選した自民ベテラン現職」
落選理由について「やはり森友、加計学園の問題が都民に悪い印象を与えた。
国政レベルの問題の影響が強く働いたと思う」と分析した。
「自民大敗は「国政への不信の表れ」 経済同友会代表幹事」
自民党の大幅な議席減は「加計学園問題や閣僚の失言などで
揺れる国政に対する不信の表れだ」とし、
「安倍首相「政権に緩みがあるのではという厳しい批判が」」
敗因を「政権が発足して既に5年近くが経過する中で、
安倍政権に緩みがあるのではないかという厳しい批判が
あったんだろうと思う」と分析したうえで、
なぜあのにせ科学批判のかたは「国政は関係ない」と、
繰り返し強調するのかと思うところです。
「自民党の歴史的大敗は国政を批判されたと思いたくない」
ということではないかと、わたしは想像します。
批判された自民党の国政は、具体的には森友学園、加計学園、
共謀罪、稲田発言、山口敬之氏の件などがあるでしょう。
あのにせ科学批判のかたは、これらのうちの多くを
せっせとかばい立ててきたのでした。
とりわけ都議選で有権者の批判が強かった
森友と加計のかばいかたはきわだっていました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/843082640991244288
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/866607184985022468
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/878654174484758528
あのにせ科学批判のかたは、自分がさんざん擁護し
正当化や責任転嫁を続けてきたことが、都議選の民意によって
否定されたことを、認めたくないものと想像します。
さりとて「民意が決めた結果は尊重するべき」という
主旨のことを日頃から言っている手前、
「都議選で自民党の国政を批判した有権者はおかしい」という
批判をするわけにもいかないのでしょう。
それで菊池誠氏は「あの選挙は国政は関係ない、
勝因は都政しか語らなかったことだ」ということにすることで、
「自分の主張は選挙で批判された」という事実から
眼をそらそうというのだと思います。