2017年07月25日

都議選・国政は無関係だった?

7月20日のふたつのエントリで少し示した、
あのにせ科学批判のかたによる東京都議選
結果の分析について、見てみたいと思います。

「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価」
「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価を見て思ったこと」

特徴のひとつに、都民ファーストが圧勝した理由は、
都政のことだけ話して、国政のことを言わなかったことがある、
ということを挙げていることがあります。

 

次のように何回もしつこく繰り返します。



自民党が国政に関して強く批判されたので、
その批判票の流れた先である都民ファーストの圧勝となった、
ということが、おおかたの見かたではないかと思います。

自民党の関係者は、安倍晋三首相も含めて、
次のように都議選における自民党の大敗は、
国政を批判されたからだと分析しています。

「「森友と加計が悪い印象」 落選した自民ベテラン現職」
落選理由について「やはり森友、加計学園の問題が都民に悪い印象を与えた。
国政レベルの問題の影響が強く働いたと思う」と分析した。

「自民大敗は「国政への不信の表れ」 経済同友会代表幹事」
自民党の大幅な議席減は「加計学園問題や閣僚の失言などで
揺れる国政に対する不信の表れだ」とし、

「安倍首相「政権に緩みがあるのではという厳しい批判が」」
敗因を「政権が発足して既に5年近くが経過する中で、
安倍政権に緩みがあるのではないかという厳しい批判が
あったんだろうと思う」と分析したうえで、


なぜあのにせ科学批判のかたは「国政は関係ない」と、
繰り返し強調するのかと思うところです。
「自民党の歴史的大敗は国政を批判されたと思いたくない」
ということではないかと、わたしは想像します。

批判された自民党の国政は、具体的には森友学園、加計学園、
共謀罪、稲田発言、山口敬之氏の件などがあるでしょう。
あのにせ科学批判のかたは、これらのうちの多くを
せっせとかばい立ててきたのでした。
とりわけ都議選で有権者の批判が強かった
森友と加計のかばいかたはきわだっていました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/843082640991244288
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/866607184985022468
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/878654174484758528


あのにせ科学批判のかたは、自分がさんざん擁護し
正当化や責任転嫁を続けてきたことが、都議選の民意によって
否定されたことを、認めたくないものと想像します。

さりとて「民意が決めた結果は尊重するべき」という
主旨のことを日頃から言っている手前、
「都議選で自民党の国政を批判した有権者はおかしい」という
批判をするわけにもいかないのでしょう。

それで菊池誠氏は「あの選挙は国政は関係ない、
勝因は都政しか語らなかったことだ」ということにすることで、
「自分の主張は選挙で批判された」という事実から
眼をそらそうというのだと思います。


posted by たんぽぽ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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