人権課題への関心についてのアンケートを行なっています。
これを見てみたいと思います。
実施期間は6月23-30日なので、すでに回答は締め切られて、
掲載できるデータは、全部出ていると思います。
「東京都議会議員選挙2017年~立候補者への人権意識アンケート調査~」
「東京都議会議員選挙2017年~立候補者への人権意識アンケート調査~」(結果)
質問は以下の10項目です。
性的少数者(5, 6)、子どもの貧困(7)、
女性の社会進出(8)も、設問に含まれています。
さまざまな問題に関心が行き届いているようです。
回答は詳しくはPDFファイルを見ていただくとして、
候補者259人のうち、約90人が回答を送っています。
自民党の候補者で回答を送っているかたも結構います。
公明党は候補者個人で回答しているかたもいますが、
なぜか政党単位での回答も送っています。
(アンケートは候補者個人向け。)
「5. そう思う」という回答が最も多いです。
ほとんどすべての回答は「3. どちらとも言えない」以上です。
「2. ややそう思わない」以下はごく少ないです。
このようなアンケートですから、自信を持って
「そう思う」と答えられる候補者だけが、
回答を送ってくるということはあるのでしょう。
自民党の候補者でも「5」と回答している項目が多いです。
10のヘイトスピーチ対策でも「5」の回答が多いです。
東京新聞のヘイトスピーチ条例のアンケートでは、
自民党は対策に不熱心と言わざるをえない回答でしたが、
候補者個人なら理解や関心を示すかたも、
少なくないということなのでしょう。
「ヘイト対策・政党アンケート」
「ヘイト対策・政党アンケート(2)」
回答を送らなかった、170人ほどの候補者が気になるところです。
回答しなかったからといって、人権問題に無関心だったり
差別的な考えをしているとはかぎらないです。
選挙で忙しいでしょうから、アンケートに答える
時間のない候補者も、たくさんいるでしょう。
それでも人権問題に無関心とか、差別的な考えだから
このようなアンケートには回答しないという候補者も、
一定の数いるであろうことは考えられます。