2017年06月04日

2050年に先進国から脱落?(2)

2050年には日本は先進国から脱落するという、
「21世紀政策研究所」の予測について思ったことをまとめた、
5月16日エントリのストーリファイを更新しました。

「2050年に日本は先進国から脱落するという予測を見て思ったこと」

 
来るべき少子高齢化やそれによる国力の衰退が
さまざまなところから予測されているにもかかわらず、
日本社会に危機感があまりないのは、
国力が衰えることに実感がないから
ということが大きいのかもしれないです。

GDPが中国に追い越されたのは2011年ですが、
それでも日本のGDPはまだ世界3位です。
余裕で経済大国として羽振りを効かせていられます。

安倍首相は開発途上国にいろいろな
資金援助をして悦に入っています。
そんなことより国内の政治にお金を使えという意見もありますが、
それでも外国にたくさんお金をわたせる程度に、
日本は経済大国であるとは言えます。

「安倍首相・途上国女性に支援」

南京事件の資料を、世界記憶遺産に登録したことに
日本政府が抗議して、ユネスコへの出資金を
停止しようとしたこともありました。
これは未遂になりましたが、お金の力にものを言わせて、
国際政治に影響を与えることはできるわけです。

「日本、ユネスコ分担金支払いへ 「南京」記憶遺産で保留」


21世紀政策研究所のシミュレーションによると、
日本の国力の低下が目立ってくるのは2030年代からです。

GDP成長率(実質) 2030年代以降、すべてのシナリオでマイナス成長

2030年ごろになったら、国力が衰えてきたことを
いやおうなしに感じる人が増えてきて、
きゅうに日本社会は慌て始めるかもしれないです。
軽く社会がパニックになるのではないか、
なんて、わたしは思ったりもしてます。


posted by たんぽぽ at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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