「21世紀政策研究所」の予測について思ったことをまとめた、
5月16日エントリのストーリファイを更新しました。
「2050年に日本は先進国から脱落するという予測を見て思ったこと」
来るべき少子高齢化やそれによる国力の衰退が
さまざまなところから予測されているにもかかわらず、
日本社会に危機感があまりないのは、
国力が衰えることに実感がないから
ということが大きいのかもしれないです。
GDPが中国に追い越されたのは2011年ですが、
それでも日本のGDPはまだ世界3位です。
余裕で経済大国として羽振りを効かせていられます。
安倍首相は開発途上国にいろいろな
資金援助をして悦に入っています。
そんなことより国内の政治にお金を使えという意見もありますが、
それでも外国にたくさんお金をわたせる程度に、
日本は経済大国であるとは言えます。
「安倍首相・途上国女性に支援」
南京事件の資料を、世界記憶遺産に登録したことに
日本政府が抗議して、ユネスコへの出資金を
停止しようとしたこともありました。
これは未遂になりましたが、お金の力にものを言わせて、
国際政治に影響を与えることはできるわけです。
「日本、ユネスコ分担金支払いへ 「南京」記憶遺産で保留」
21世紀政策研究所のシミュレーションによると、
日本の国力の低下が目立ってくるのは2030年代からです。
2030年ごろになったら、国力が衰えてきたことを
いやおうなしに感じる人が増えてきて、
きゅうに日本社会は慌て始めるかもしれないです。
軽く社会がパニックになるのではないか、
なんて、わたしは思ったりもしてます。