2017年05月04日

夫婦の学歴の組み合わせ

夫婦の学歴の組み合わせを示した図があります。
出典は厚生労働省の『国民生活基礎調査』(2015年)です。
これを見てみたいと思います。



 
縦軸が夫の学歴構成、横軸が妻の学歴構成です。
妻が大学卒以上の場合、夫は8割近くが大学卒以上です。
妻が高校卒の場合、夫の6割程度が高校卒です。

妻の学歴が短大、高専、専門学校の場合、夫の学歴は割れています。
いちばん多いのは大学卒以上で4割近く
つぎが高校卒で3分の1程度、残りは妻と同学歴です。
こちらは男性の短大卒が少ないなどの理由だろうと思います。


全体で見ると、夫婦そろって同じ学歴というケースが
もっとも多いことがわかります。
同じ階層の者どうしで結婚するということです。
「身分違いの結婚」なんて少ないということです。

女性には上昇婚志向、すなわち「玉の輿」に乗れるから、
自分より学歴の高い男性と結婚できるとか、
あるいは男性は自分より学歴の低い女性とも
結婚できると、考えられていると思います。

この図を見るかぎり、学歴は「男性>女性」のケースは、
「女性>男性」のケースよりは多いようです。
それでも全体で見れば「男性>女性」のケースは
顕著に多いとは言えず、同じ学歴の結婚と比べると
ずっと少なくなっています。


なぜ同じ学歴で結婚することが多いかといえば、
学歴が同程度だと、カチカンやものの考えかたが
近くなるということだと思います。
結婚生活を営む上で、カチカンやものの考えかたが
合うことが重要なのは言うまでもないでしょう。

また学歴が同じということは、住んでいる世界が同じなので
出会いやすいということもあるでしょう。
学歴が異なると住んでいる世界が違うので、
出会う機会も少なくなるということです。


高度経済成長期は、女性の上昇婚が保証できたと言われています。
これは景気が上向きで経済成長を続けていたので、
自分と同年代の男性は、自分の親世代よりも
よりよい生活を容易に保証できたことによります。

「非婚・未婚と経済問題」
「未婚率が低かった時代」

「上昇婚」と言っても、自分と同じ階層の男性と
結婚していたということだと思います。
自分より上の階層の男性と結婚したのではないのでしょう。
高度経済成長期にも、「身分違いの結婚」なんて
あまりなかったのだろうと思います。


posted by たんぽぽ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/449595838

この記事へのトラックバック