「東北でよかった」発言ですが、とくに東京の人たちの
地方に対する軽視や蔑視の現れでもあるのではないか、
という問題提起をする記事があります。
「「東北で良かった」…東京の皆さんの本音ではありませんか?」
(はてなブックマーク)
そう考える理由として、被災地の復興に対して
政権が不熱心なことがあります。
より具体的には、復興相の人事が政権の中で、
重要視されていないと思われることがあります。
復興庁ができて5年。この間に大臣が6人代わった。
全員が初入閣。「入閣適齢期」を過ぎた議員の「滞貨一掃」で
用意された椅子にしか見えない。
とくに東京において、震災に対する危機感にとぼしく、
災害対策に不熱心で不徹底ということもあります。
震災ではどうか。東京は相変わらず埋め立て開発に
突き進んでいるし、下町の防火対策も進んでいない。
しかも、活性期は首都直下地震と南海トラフ地震の
発生を待たないと終わりを見ない。
それでも、この国は災害に強い国に生まれ変わろうとしない。
お上の防災対策は不十分で、国民の危機意識も高まらない。
このように災害対策に不熱心な政権が、
高い支持率を維持していれば、被災地以外の地方、
とくに首都圏の人たちは、震災を「他人ごと」と思っていたり、
被災地の東北を軽視や蔑視していると思われても、
無理もないのではないかと思います。
【復興相辞任】「東北で良かった」…東京の皆さんの本音ではありませんか? 東北特派員・伊藤寿行(1/2ページ) - 産経ニュース
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産経としては信じ難いほどの自民党批判だなと思ったが、元河北新報のベテランさん、東北に根を張っている人らしい/防災対策蔑ろなままオリンピックだ共謀罪だ言ってる与党と政権支持率の高さ見たらこうも思うわ
2017/04/27 12:44
「国民は自分のレベルにふさわしい政治家を持つ」です。
今村雅弘元復興相の「東北でよかった」発言も、
そうした国民のレベルや意識が端的に
反映されたのではないかと考えるかたがいても、
無理もないかもしれないです。
今回の失言を政治家個人の責任で終わらせてはならない。
被災地以外の国民の本音を映し出している。
東京の人に聞きたい。
あなたも「東北で良かった」と思っていませんか。