2017年04月02日

自分の色が見えないのはだれか?

森友学園への国有地売却の件で、当時理事長だった
籠池泰典氏の証人喚問が、3月23日にありました。

この証人喚問に対する反応で、追求側だけ党派性があらわになって
問題であるかのように、思っているかたがいらっしゃります。



 
なぜこのツイートのかたが、追求側の党派性だけ
問題にしていると考えられるかは、
かっこ書きで「人権とか」と書いていることがあります。
追求側は野党が中心なので、リベラルや左派が多いし、
人権を重視するのはリベラルや左派だからです。

ほかにもこのかたが、ほかのツイートで示している
森友事件に対する政権側寄り(反追求側)のスタンス、
そしてつねづね抱いているリベラルや左翼に対する
激しい憎悪が、それを示していると思います。

追求側にだけ党派性があるとか、追求側の党派性だけが問題と
考えているなら、それこそ偏っているというものです。
党派性は政権側にもあるし、むしろ政権側の党派性のほうが、
ずっと深刻ではないかと、わたしは思います。

それは国政調査という議会制民主主義の維持のためのシステムを
円滑に運営することに対する妨害になるからです。
菊池誠氏や田中秀臣氏による政権擁護はその一端でしょう。

「野党のせいで追及が長引く?」
「イメージ批判で民主主義の危機?」


最初のツイートがリンクしているツイートは、
追求側と政権側の両方において党派性があらわになったことを、
問題にしていると思います。


なぜそう考えるかというと、森友学園に送られた
安倍昭恵付き官邸職員の回答ファックスが話題になったとき、
このかたは「口利きがあった証拠」「口利きがなかった証拠」の
ふたつに意見が分断したことを、問題にしていたからです。

追求側と政権側の両方で党派性があらわになったことを
問題だと言っているツイートを見て、
追求側の党派性だけ問題にするという最初のツイートは、
この点でも恣意的ということになるでしょう。


最初のツイートの人は、政権側(反追求側)ですが、
追求側の党派性だけ見えて、政権側の党派性が見えないなら、
まさしく「他人の色はわかっても自分の色はわからない」
という人たちのひとりだと思います。

最初のツイートの人は、党派性に絡め取られているのは、
自分もしかりということに、気がつくことはないのでしょう。
なぜなら「自分の色はわからない」からです。

籠池泰典氏の証人喚問が「リトマス紙」というのは、
ほかならぬ「salmo」自身にも当てはまるということです。
「目くそ鼻くそを笑う」になっていることに
気がつかないで、他人をこきおろしているところは、
さらに失笑を買うことだと思います。



付記:

「salmo」のことは、何度も取り上げていますが、
「保育園落ちた・日本死ね」の匿名ブログを、
「バリバリの左翼」などと評したあのかたです。

「とある生物学徒の反「保育園落ちた」について思ったこと」


posted by たんぽぽ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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