2016年11月01日

生命の神秘・ミームの世界

9月28日エントリのコメント欄で話題になっている
「生命の神秘」や「ミーム」について対談するための
新規エントリを作りたいと思います。
お話が発展してきたので、これらをテーマにした
専用の対話の場所を作ったほうがよいと考えたからです。

このエントリはどなたでも自由に対話に参加できる
掲示板と同じような扱いとしたいと思います。
これをご覧のみなさまも遠慮なく、興味を持ちしだい、
対話に参加していただけたらと思います。

新規エントリの更新によってこのエントリが流れていくので、
いつでもブログのトップページから参照できるよう、
サイトバーにこのエントリへのリンクを入れておくことにします。

 
以下にこれまでの対話の流れを引用しておきます。
(おもにミームと生命の神秘に関係する部分。)
ミームや生命科学に関することでしたら、
対話の流れと必ずしも続いていないコメントでも歓迎です。


1. ミーム

>これは生物として明らかに退化しつつあるということではないでしょうか?

こちらは遺伝子レベルの淘汰による進化(退化を含む)にとどまらないため、生物学の学問領域を超える話になります。
文化人類学や社会学の学問領域に「社会文化的進化論」があります。

以下が参考になるでしょうか。

ミーム(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A0

ミーム(文化情報)とは、後天的に獲得された知恵や技術などが主に言語活動によって、
社会的に共有、蓄積された情報を指します。
それが後世に継承されることから、ゲノム(遺伝情報)に対比されて、
いわゆる進化論(生物進化論)の考え方が人類学や社会学の方面に応用され、
社会文化的進化論が登場しました。

(ritiarno at 2016年10月10日 18:23)
(承前)
>ミーム(Wikipedia)

こちらのご紹介ありがとうございます。
色々なことが腑に落ちました。

女性から見れば、「えらく雑に作ったなー!(怒and呆)」と思える諸々も、
ヒトの生殖においての男性側の進化()として、この範疇に入るのですね。
「背伸びして、やせ我慢して、 空元気を振り絞って、」選ばれる努力を
するよりも、絶大な権力を手に入れ、それを盾に相手のハードルを壊す
戦略に出たという訳ですね。

『ちっちぇえとか、弱いとか、意気地なしとか言うな!
そんなのはお前らのワガママだ!俺がダメじゃないと言ったらそうなんだ!
さあ俺を愛せ!さもなくば殺すぞ!!』と。

「より確実で、より安全で、より簡単に、」という勾配の上に立てば、
そりゃコロコロ転がり落ちますよね…
(戦略としては正しく”進化”してるんだろうけど、でもやっぱりこれは
ヒトとしては退化じゃないのかなあ…?)
他のことでは「ミームどうした、最近おまえ調子悪いぞ?」と思ったこと
が多かったです。例えば、「しきたりと偽善」とか。
そろそろアップデートしても良い頃でしょう?

(あやめ at 2016年10月14日 21:25)
>>ミーム(Wikipedia)
>こちらのご紹介ありがとうございます。
>色々なことが腑に落ちました。

ミームは「利己的な遺伝子」の著者リチャード・ドーキンスが
本の中で提唱した比較的新しい概念で、中にはマインド・ウイルスという
なかなか奇異な概念もあるので、これを紹介したせいで当惑されるのではと
心配でしたが、それなりに消化できてしまうところが素晴らしいです。
たいていの人は消化不良を起こし、何らかの拒否反応を示したりします。(--;

>他のことでは「ミームどうした、最近おまえ調子悪いぞ?」と思ったこと
>が多かったです。例えば、「しきたりと偽善」とか。
>そろそろアップデートしても良い頃でしょう?

同感です。
性のしきたりミームは、男女を性的に束縛する前近代的ミームですが、
今の日本では女性に対する束縛のウェートが高いです。

そもそも、日本の失われた20年は日本が持つミームの進化速度に
ブレーキがかけられていることで齎されているのでは疑いが強いです。

(ritiarno at 2016年10月16日 20:31)
ritiarnoさま (at 2016年10月16日 20:31)

もったいないご評価をいただきまして恐れ入ります。

>>>ミーム(Wikipedia)
>たいていの人は消化不良を起こし、何らかの拒否反応を示したりします。(--;

それはたぶん、遺伝子学を正規にきちんと学ばれた方々だからこその困惑ではないでしょうか。
私には基礎知識が無いゆえに正誤の確証も無く、ただ直観と実感で、「へえー!」「なるほどー!」
と受け入れられただけかと f(^^;

>>「ミームどうした、最近おまえ調子悪いぞ?」
>同感です。

” 同 感 で す 。” !?

ぁ ゎゎ ヽ(゜○゜ ;ヽ)三(ノ; ゜□゜)ノ ぁゎゎ.

こここここ、これはその…、ここがまさか拾われるとは…!
っていうか、この理解で良かったんですか?!
(書き込んだ後「しまった、ふざけ過ぎた…orz」と、しばし一人反省会でした。)

(あやめ at 2016年10月19日 20:59)
>>>「ミームどうした、最近おまえ調子悪いぞ?」
>>同感です。

社会や文化が発展せず停滞するのは、
ミームの進化の停滞ということになりますね。
ミームの場合は、人間の意識で進化させるのですから、
「最近おまえ調子悪いぞ?」という言いかたもできるのでしょう。

ミームの発展が停滞するのは、前時代の既得権益が強いことが多いです。
既得権益が強くなりすぎるのは、その文化やカチカンが
前の時代によく合いすぎていたということがあります。

生命進化の「進化の袋小路」(そのときの環境に適応しすぎて、
その後の環境の変化に応じた変異が起きにくくなる)に
相当するような状況だと思います。

(たんぽぽ at 2016年10月20日 21:38)
あやめさん、レスありがとうございます。

>それはたぶん、遺伝子学を正規にきちんと学ばれた方々だからこその困惑ではないでしょうか。
>私には基礎知識が無いゆえに正誤の確証も無く、ただ直観と実感で、「へえー!」「なるほどー!」
>と受け入れられただけかと f(^^;

おっしゃるように、遺伝学などで使われる際の意味合いとの間にギャップがあるので、
奇異に感じられることがあるかもしれません。

ただ、Q&Aで回答していると、質問者が消化不良に陥るのはたいてい
基礎知識が欠けているからなんですよ。
回答する私の方も、質問者の理解より一般閲覧者への啓蒙を優先するせいもあるのですが。
他には、誤った先入観による確証バイアスがかかっていて
認識を再構築するための脳内コストを支払えない頑迷な人など。

あやめさんはこれまでの対話から、とても素直、謙虚で、向上心が高い人だとお見受けします。

そういう人は呑み込みが早いですね。

この点は、たんぽぽさんも同意見かと思います。

「ミームどうした、最近おまえ調子悪いぞ?」はきちんと意味が通じるので大丈夫です♪

>地球上もっとも進化した生物とされる人間でも

この部分はアップデートの余地があるかもしれないです。

現在する全ての生物はそれぞれが進化の最先端にある
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13163541403
ヒトと他の動物との最大の違いは?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n47684

参考までに読んでいただけたら幸いです。

(ritiarno at 2016年10月20日 22:49)
>現在する全ての生物はそれぞれが進化の最先端にある
>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13163541403
(2016年10月20日 22:49)

現存する生物はすべて進化の最先端にいる
と考えるのが、進化生物学の認識ですね。
進化生物学にあまり詳しくないかたは、誤解するところだと思います。

(たんぽぽ at 2016年10月22日 20:18)
ritiarnoさま、

>ヒトと他の動物との最大の違いは?
>http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n47684

こちらはご紹介ありがとうございます。
すごい参考になりました。

意外と違いのない人間とほかの動物、
人間とほかの動物との決定的違いは言語中枢ということだったのですね。

こうしてみると、言語は情報を抽象化して、
記憶や伝達や思考を容易にするので、
文明の発達という点で重要ということになりますね。

「ヒトと他の動物との最大の違いは? Part3」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n48083


発達した言語中枢を持つには、二足歩行によって
手で自由に道具を使ったり作ったりできることと、
多彩な発話ができることが必要になるのですね。
脳が発達するのはもちろん必要だけど、
それだけでないということが特徴的だと思います。

「ヒトと他の動物との最大の違いは? Part4」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n355307

人間以上に脳が発達した生物は存在するけれど、
手や発話のための喉が発達していないので
言語中枢が発達せず文明を築けなかった
というのは、示唆的だと思います。


イルカのような水棲動物は、泳ぐためにひれを発達させる
必要があるから、道具を扱える手を持つことができない、
という指摘があるけれど、空を飛ぶ動物も翼を発達する必要があるから、
やはり道具を扱える手は持てないことになりそうですね。

道具を扱える手を発達させることができるのは、
地上を二次元的に生活する陸上生物でなければ、
ほとんど困難ということになりそうです。

恐竜が絶滅せず現在まで生きていたら、その中に言語中枢を
発達させて、文明を築いた種がいた可能性はありそうですね。
恐竜は現生生物の鳥にいちばん近いけれど、
陸上で二次元的に生活して二足歩行するものもいたから、
その中から手を発達させるものが
出て来るのもありえたのではないかと思います。

(たんぽぽ at 2016年10月23日 17:24)
>ナチスのユダヤ人虐殺や、日本軍の従軍慰安婦は、
>その当時はこれらを実行するほうが
>「自己の長期的利益」だったのでしょうけれど、
>現在はこれらを厳しく追求することで、
>「自己の長期的利益にも著しく反する」ようにしている
>ということだろうと思います。

このあたりの価値観(思想)はとても重要で、生物学において個体利己主義説が主流だった頃は、
ヒトを含む動物の利他的行動について科学的に説明できない謎の行動とされていましたが、
リチャード・ドーキンスの利己的遺伝子説によってかなりの部分が説明可能となり、
思想にも大きな影響を及ぼしました。
ミーム(文化情報)の進化についても、自己利益のみならず他者利益も考慮した普遍的利益を
追求する思想が広まると文明の永続的発展につながり、
ミームの長期的利益に適うでしょう(利己的なミーム説!)。

>ヒトと他の動物との最大の違いは?
>http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n47684
>こちらはご紹介ありがとうございます。
>すごい参考になりました。

お役に立てて嬉しく思います。
このあたりの知見は文化人類学がベースとなっています。

言語中枢の働きによって後天的に獲得した知恵や技術を社会的に共有・蓄積、
さらには後世に継承可能な、ゲノム以外の遺伝情報(ミーム)を備えるようになったことが
とても画期的と言えるわけで、私はミームを生命による大発明の一つと考えます。

(ritiarno at 2016年10月26日 00:58)


2. 生命の神秘

生命による大発明としては、細胞(生命)、ゲノム、光合成、真核細胞、世代交代システム、有性生殖システム、知覚システム(特に視覚)、認知システム(意識)、運動システム、ホメオスタシス(恒温性など体内環境恒常性)が挙げられますね。

私はこれらをYAHOO!知恵ノートに書いてシリーズ化しようと思っていたのですが、
純科学的なものは一般に関心を呼びにくいのか、閲覧数が振るわなかったので無期限延期しました(--;

生命の神秘 ~不老不死と寿命~
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356105
生命の神秘 ~生殖と♂♀「性」の謎~
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356110
生命の神秘 ~光合成~
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356224

・・・当エントリの趣旨とずれてきましたが、大丈夫でしょうか…。

(ritiarno at 2016年10月26日 00:58)
>私はこれらをYAHOO!知恵ノートに書いてシリーズ化しようと思っていたのですが、
>純科学的なものは一般に関心を呼びにくいのか、閲覧数が振るわなかったので無期限延期しました

無期限延期はとても残念です。
かくいうわたしも反響が少ないと、モチベーションが下がったり
なくなったりすることは多々あるので、お気持ちはわかりますが。


>当エントリの趣旨とずれてきましたが、大丈夫でしょうか…。

ぜんぜんかまわないですよ。
コメントしてくださるのは、あきらかに建設的な意見交換ですからね。

建設的な意見交換や、交流を楽しめる雑談であれば、
話題がどんどんずれていくのも、わたしは大歓迎です。
遠慮なくどしどし話題を提供していただけたらと思います。

(たんぽぽ at 2016年10月26日 06:40)
ritiarnoさま、
いろいろとご紹介ありがとうございます。

>生命の神秘 ~不老不死と寿命~
>http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356105

微生物とか単純な生物には寿命がないのですよね。
くらげの中にも寿命がないのがいますね。

ほとんどの大型動物に寿命があるのは、
世代交代のためということなのでしょう。
不老不死よりも、寿命があって新しい生命を繰り返し誕生させたほうが、
環境の変化に適応する個体が生じやすくするということですね。


>生命の神秘 ~生殖と♂♀「性」の謎~
>http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356110

有性生殖をするのは、遺伝子同士を掛け合わせることで、
多様性を確保して環境に適応するためですね。

全個体の半分をオス、もう半分をメスにするので、
繁殖のために異性を探す必要があるぶんは効率は悪くなるけれど、
哺乳動物や鳥は移動力があるので、
この不利を埋め合わせられるということですね。

移動力のある動物は、オスとメスがきっちり分かれていて、
性転換もないですが、もっと移動力の少ない動物だと性転換があったり、
2匹でつがう必要があっても雌雄同体だったりしますね。
動きが遅いかたつむりは雌雄同体の例です。


生物、とくに大型の動物に寿命があることや
オスとメスに分かれていて有性生殖があることは、
多様性を維持し環境への適応力を維持するため
ということになるのですね。


>生命の神秘 ~光合成~
>http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n356224

光合成と同じ方法で、人工的にエネルギーを生産するのも
人類の見果てぬ夢だと思いますが、いまだに実現する見込みはないですね。

光合成はたくさん研究されていて、かなり細かいところまで
わかっていますが、生命の神秘は人間の科学技術を
なかなか寄せ付けないことがあると思います。

光合成を行なう動物がいない理由も納得です。
強い筋肉を持ち、新陳代謝を活発にするためには、
光合成はまったく不向きということなのですね。
それよりは動き回れるのだから、捕食したほうがずっと効率的ですね。

(たんぽぽ at 2016年10月27日 07:10)
”生命の神秘”シリーズについても論評ありがとうございます。
雌雄同体は個体や配偶子の移動力に制約がある生物に多く、雌雄異体はその逆の傾向がありますね。

無機物からグルコースを作ってしまう光合成メカニズムは、
現代のいかなる最先端技術すら児戯に思えてしまうほどの精巧なものであり、
私たち人類が生活できるのもこの大発明のおかげなので、感謝の気持ちを込めて書いたのですが
ある程度予想はしていたとはいえ、一般に関心を持たれなかったのにはかなり落胆しました。

純科学的なものがイマイチ関心を誘わないのは、日本が民生実用主義の価値観のため
応用研究重視で基礎研究軽視なことが影響していそうです。

科学技術・学術の現状について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu0/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/06/20/1348822_04.pdf

↑の8ページの研究費の政府負担割合の高さが基礎研究重視かどうかの
ある程度の目安となりますが、日本は主要国の中では最低です。
ロシアはグラフに載っていませんが7割弱で、日本とは逆に民生が犠牲になっています。

私が書いたYAHOO!知恵ノートも
・身長を伸ばす
・少子化
・北方領土
・セッ クスレス
・浮気・不倫
といったテーマはそれなりに閲覧数が多いので、実用性を意識したテーマで
閲覧者の注目をひいて科学への関心を高めるよう誘導する方が良いかなと思っています。

なお、当ブログは知識の宝庫となっているので、一般閲覧者への啓蒙やミームの進化に役立つでしょう。

(ritiarno at 2016年10月29日 23:58)
>当エントリの趣旨とずれてきましたが、大丈夫でしょうか…。

>”生命の神秘”シリーズについても論評ありがとうございます。

もしよろしければ、この話題について対談するための
専用エントリを作ろうと思っていますが、いかがでしょうか?

前に「さまざまな風俗のかたち」という対談用のエントリを
作ったことがありますが、それと同じような趣旨です。
http://taraxacum.seesaa.net/article/434879901.html

(たんぽぽ at 2016年10月30日 13:57)
たんぽぽさん、レスありがとうございます。

専用エントリについてですが、メインブログに「ミーム」についてのエントリを設けるのはいかがでしょうか。

何しろ、ゲノム以外の社会的に共有される情報すべてを指す概念で、
ほぼヒトに特有のものですし、生物学、文化人類学、社会学と特に関連深いですが、
それらに限らず宗教・思想・哲学・科学・技術・民族・風習など、学問横断的なテーマを扱えますし
さしあたって投稿内容のエントリずれを気にする必要もないです。

私が生命の神秘などの知恵ノートを書いたりするのは
閲覧者の科学リテラシー向上(ひいてはミームの進化)のために
微力ながら貢献したいという思いがあるのですよね。

私のためにエントリを作っていただくのも気が引けるので、
皆が気軽に参加できる雑談の場としても良さそうです。

(ritiarno at 2016年10月30日 21:00)



posted by たんぽぽ at 06:47| Comment(6) | TrackBack(0) | 科学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>科学技術・学術の現状について
>http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu0/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/06/20/1348822_04.pdf
>
>↑の8ページの研究費の政府負担割合の高さが基礎研究重視かどうかの
>ある程度の目安となりますが、日本は主要国の中では最低です

こちらはご紹介ありがとうございます。
日本の基礎研究軽視は相変わらずなのですね。
これでもむかしよりはいくぶんましになったのだと思いますが。

日本の基礎研究軽視は明治維新以来、急速に国力を増強する
必要があったことの名残りではないかと思います。
とにかく「時間がない」ので基礎研究は欧米諸国の
成果を利用することにして、日本国内ではすぐに実用になる
応用研究に偏ることになったのでしょう。

それでも時代が下るにしたがって、基礎研究の国内基盤ないと、
応用研究もおぼつかなくなることに気がついて、
少しずつながら基礎研究にリソースを
割くようにはなってきていますが。


>私が書いたYAHOO!知恵ノートも
>・身長を伸ばす
>・少子化
>・北方領土
>・セッ クスレス
>・浮気・不倫
>といったテーマはそれなりに閲覧数が多いので、

3つ目はイデオロギーの問題で、
2、4、5番目は性と家族に関係する問題ですね。
そういうところに関心は集まりやすいということだと思います。


>当ブログは知識の宝庫となっているので、
>一般閲覧者への啓蒙やミームの進化に役立つでしょう。

もったいないご評価ありがとうございます。
いえ、かいかぶりですよ、たいしたブログではないです。

読者も少ないひなびたブログなので、ミームの進化にも
たいしてお役に立てないだろうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2016年11月01日 22:32
たんぽぽさん、新エントリ作成ありがとうございます。

日本の応用研究重視、基礎研究軽視は豊かさの面で早く欧米に追いつきたいという動機によるものですね。
だからこそ西洋を追い越せなかったわけですが、今後は知恵や技術の蓄積において
どんどん水を開けられる一方だろうと思います。

なぜなら、欧米は男女ともミームの進化に貢献できる社会を築きつつあるのに対して、
日本は女性を排除しているため、片手相撲になっているからです。

男女平等指数2016年
http://taraxacum.seesaa.net/article/443247267.html

たんぽぽさんがメインブログで紹介されている男女平等指数2016では
日本の相対位置が低下してますが、これも長期的にみると日本の低迷に影響してゆくでしょう。

日本の今後の発展を考えると、シルバー民主主義の是正、男女社会格差の解消が急務であり、
それらに取り組むことで少子化解消にもつながります。

ついでながら、ミームに関連していそうなことわざの解釈例を挙げてきます。
<ヒトと他の動物との違い>
・虎は死して皮を留め、人は死して名を残す
→ヒト以外の生物は専らゲノムを遺し、ヒトはミームも遺す

<ヒトとしての生き方について>
・賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
→賢者(賢い人間)はミームにも学び、愚者(愚かな人間)は経験(だけ)に学ぶ

・少年老い易く学成り難し
→貴重な時間を惜しんで学問に励み、他者や後世に貢献すべし(ミームの進化)
Posted by ritiarno at 2016年11月03日 22:59
ritiarnoさま、ようこそお越しくださりました。
お待ちしておりました。

>日本の応用研究重視、基礎研究軽視は豊かさの面で早く欧米に追いつきたいという動機

最初に「日本も基礎研究からやらなければだめだ」と痛感して、
具体的な行動に移したのは第一次世界大戦のときですね。

この戦争は日本は完全に脇役だったけれど、
ヨーロッパ各国は戦争で忙しかったので、
日本に情報が入って来なくなったのでした。
それで基礎研究の情報も遮断されて、
国内の応用研究も立ち往生することになったのでした。
これを契機に作られたのが、かの有名な(?)理化学研究所です。


そのあとも基礎研究をやらねばと痛感することは
何度もあったし、そのたびに多少は状況が改善するのですが、
全体的に見れば腰は重いままだったですね。

第二次世界大戦は、「お国のため」の時代ですし、
基礎研究なんてそれこそ完全に冷たくあしらわれていましたね。
基礎研究をやっているなんて「非国民」でしょう。
そんなことより戦争の遂行のほうが大事でした。

高度経済成長期も、経済復興が最優先でしたから、
応用研究重視、基礎研究はないがしろにされましたね。
このころは民間企業と比べて大学の研究予算は、
問題なく少ないのが常識的だったと思います。

その後、大学の関係者たちが、基礎研究への研究予算を
増やすことを訴え続けて、その努力の甲斐あって
冷戦崩壊の1990年前後は多少状況が
よくなっていましたが、それまででしたね。


>だからこそ西洋を追い越せなかったわけですが、

基礎研究のインフラが蓄積されなければ、
応用研究もおぼつかなくなるなんて、
ずいぶん前から言われていることだと思います。
それでもどうしても目先の利益にこだわるのですよね。


>欧米は男女ともミームの進化に貢献できる社会を築きつつあるのに対して、
>日本は女性を排除しているため、片手相撲になっているからです

これは女性が参加しないことで、人数という点で
劣勢になることもあるでしょうが、
「多様性(ダイバーシティ)」という点でも、
遅れを取ることもあるだろうと思います。

新しい発想が出てくるには、さまざまな観点から
ものごとを見る必要があるし、そうなると構成員に多様性が
あったほうが、有利ということになります。

ジェンダーやエスニシティで均一性にこだわる日本社会は、
ヨーロッパやアメリカのような多様性のある社会から
輪をかけて遅れを取ることになりそうです。
Posted by たんぽぽ at 2016年11月04日 22:49
>男女平等指数2016年
>http://taraxacum.seesaa.net/article/443247267.html

こちらはご覧くださりありがとうございます。

>これも長期的にみると日本の低迷に影響してゆくでしょう

きっとつぎの時代には負担となってのしかかってくると思います。
「あのときもっとジェンダー平等に力を入れておけばよかった」と
社会の大勢(たいせい)が思うようになるときは、完全に手遅れでしょう。
未来の世代は、いまのわたしたちの世代を、恨むかもしれないです。

>シルバー民主主義の是正、

これははなはだやっかいです。
高齢層のほうが人口比も投票率も高いから
施策はどうしても高齢者重視になるし、
それで少子化が進んでますます高齢層の人口比が高くなる
という悪循環に陥っていると思います。


><ヒトとしての生き方について>
>・賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
>→賢者(賢い人間)はミームにも学び、愚者(愚かな人間)は経験(だけ)に学ぶ

ビスマルクの有名なことばですね。
社会全体で見ると歴史に学ぶ人は少なく、
大半は経験に学んでいると思います。
歴史に学ぶ人がじゅうぶんな力を持つことはほとんどないと思います。

奇しくもドイツ第二帝国が仰いだフリードリヒ大王は
「親の失敗なんて教訓にならない、いつの時代の子どもたちも
自分の失敗をする」なんて言っていますが。


たいていの国家や社会は、情勢の変化に応じた変革を
成し遂げることができず、時代の変化について行けずに
凋落するのが相場だと思います。
歴史をちょっとかじったかたなら、
常識的に思っていることだろうと思います。

前近代でもどこの世界にも歴史研究はあるし、
それを学んでいる人もいるけれど、彼らの主張が社会全体に
影響を与えるまでにはいたらないのですよね。

国家が時代の変化について行けずに凋落する原因として、
最盛期時代からの既得権益層が強すぎることが多いと思います。
必要な変革は既得権益と反することが多いので、
強すぎる既得権益層がそれをはばむということです。


ミームは人間の意思によると言っても、
時代の変化に応じて社会を変革する意思なんて「ない」も同然で、
ほとんどが時代に流されるままに没落すると思います。
国家や社会の盛衰は、ダーウィン的な自然選択と
大差なさそうだというのが、わたしの思うとことです。
Posted by たんぽぽ at 2016年11月05日 10:01
たんぽぽさん、お久しぶりです。

>きっとつぎの時代には負担となってのしかかってくると思います。
>「あのときもっとジェンダー平等に力を入れておけばよかった」と
>社会の大勢(たいせい)が思うようになるときは、完全に手遅れでしょう。
>未来の世代は、いまのわたしたちの世代を、恨むかもしれないです。

失われた20年の最大要因はやはりジェンダー平等を怠ったせいでしょう。
↓でたんぽぽさんがメインの方で書いておられる通りです。

2050年に先進国から脱落?(2)
http://taraxacum.seesaa.net/article/450275507.html
2050年に先進国から脱落?(4)
http://taraxacum.seesaa.net/article/450836854.html
女性の活躍度と労働生産性
http://taraxacum.seesaa.net/article/445424066.html

日本経済4つのシナリオで、1の生産性先進国平均並みの楽観シナリオと
4の女性労働力率改善シナリオは似通ったグラフになっていますが
日本が先進国であり続けるには何をすれば良いかが
如実に表されていると言えるでしょう。

出産・育児によるキャリア断絶の解消、長時間労働規制、
通勤時間を勤務時間に含めることによる長時間通勤の解消など
私が当ブログにコメントした内容の政策を実行してくれれば良いのですが
安倍政権は意図的に怠けていますし、政権交代は当分なさそうなので
2の失われた20年継続の「やや楽観シナリオ」の実現性が比較的高く、
3の財政悪化に伴う成長率下振れの悲観シナリオも
さほど非現実的ではないと思います。

日本の強い解雇規制による雇用流動性の低さは
第四次産業革命(AIの労働市場への大参画による生産性飛躍的向上)への
大ブレーキとなる見込みが大なので、財政悪化以外の
先進国から脱落する大きな要因となりうると考えます。

日本が先進国に留まれるかどうかは、私のような既得権層が
目先の既得権にしがみつくのではなく、自己利益より
大局的・長期的視点からみた公平性や将来性を重視した
政策を支持するか否かにかかっていると言えましょう。

さもないと、後を濁しまくって去っていった者どもとして
後世から恨まれるでしょう。
Posted by ritiarno at 2017年06月25日 22:01
ritiarnoさま、お久しぶりです。
こちらにコメントありがとうございます。

>失われた20年の最大要因はやはりジェンダー平等を怠ったせいでしょう

原因をたどっていくと、反ジェンダー平等ということになりそうですね。
経済力の低迷も、人口減少と少子高齢化による
生産性の低下ですから、結局はジェンダー不平等の温存が
原因だったということになりますし。

>2050年に先進国から脱落?(2)
>http://taraxacum.seesaa.net/article/450275507.html
>2050年に先進国から脱落?(4)
>http://taraxacum.seesaa.net/article/450836854.html
>女性の活躍度と労働生産性
>http://taraxacum.seesaa.net/article/445424066.html

わたしの最近のエントリもご覧くださり、
まことにありがとうございます。
いつもていねいに読んでくださって恐縮です。


>安倍政権は意図的に怠けていますし、政権交代は当分なさそうなので

安倍政権もたいしたことはしていないですが、
一般の市民レベルでも危機感がまったくないどころか、
無策と愚策をさらに重ねようとしているくらいです。
話題になった「保育園落ちた」なんて、
バッシングと無理解がひどかったですし。

「保育園落ちた・バリバリの左派?」
http://taraxacum.seesaa.net/article/445954254.html


>2の失われた20年継続の「やや楽観シナリオ」の実現性が比較的高く、
>3の財政悪化に伴う成長率下振れの悲観シナリオも
>さほど非現実的ではないと思います。

やはり「失われた20年継続」になる可能性が高そうですね。
3の「成長率下振れ」もある程度は覚悟したほうがよさそうですね。

>日本の強い解雇規制による雇用流動性の低さは

財政悪化以外の成長率下振れの原因もありそうですね。
というか、原因を財政悪化であるとして
消費税の増税を主張するというのは、
「既得権益者」らしい考えだと、わたしは思います。


>後を濁しまくって去っていった者どもとして
>後世から恨まれるでしょう。

心底恨まれるのではないかと思います。
日本がこのままだと国際社会から
取り残されることになると思いますが、
「時代から取り残された」感は、とりわけその原因を
作った時代が恨まれる傾向が強いからです。

変革の必要を感じるだけでなく、実際に推進するのは
2030年ごろからだろうと、わたしは見ています。
現在のていたらく世代の子の世代です。
国力の衰退が眼に見えてくるのも、このころだろうと思います。

このころ日本社会は軽くパニックを起こすのではないか
なんて思っていますが、それどころか阿鼻叫喚地獄に
なっているのかもしれないです。
(2017年の現在でもじゅうぶん手遅れなので、
2030年はなおさら手遅れですし。)

無策と愚策を続ける張本人になるのは、
バブル世代とか団塊ジュニアあたりでしょうけれど、
2030年になっても彼らがいまと同じような、
「逆張り」「冷笑」「ネトウヨ」のたぐいを続けていたら
「老害」と言われるのではないかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2017年06月27日 07:03
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