2016年08月17日

リテラシー・枝葉末節への拘泥

8月16日エントリの続き、
女性管理職が増えない理由についての、たまごどんの認識のことです。

8月6日エントリでは、残業時間の国際比較の調査を載せていました。
たまごどんはコメント欄で、この残業時間の調査に対して、
異様なまでにこだわりを示しています。

自分のブログのコメント欄でも、残業時間の調査のことについて
延々とコメントしています。

「聖火リレーの最終ランナーはあの人か!」


彼女たちはよく情報リテラシーを主張していますが、どうにも眉唾ですわ。
私の引用した県別・男女別の残業時間は、データの集計方法を明記しています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou_b.html#10

(8. たまごどん 2016年08月12日 06:35)

リージャスの残業時間の調査がおかしいとは、わたしは思わないです。
またおかしかったところで、なんだというのかと思います。


エントリの趣旨で大事なことは、「女性管理職が増えない理由」として
「仕事と家庭の両立」という問題があるということです。
残業時間のデータは、「仕事と家庭の両立」問題が出てくる、
いくつかある理由のひとつとして挙げたものです。

「仕事と家庭の両立」という問題がある理由は
ほかにもまだあるということであり、かりに残業時間の調査が
おかしかったところで、それがくつがえるとは思えないです。
そこへもってきて残業時間の調査の是非にやたらこだわるのは、
枝葉末節に拘泥していると言わざるをえないです。

たまごどんが残業時間の調査にこだわるのも、
枝葉末節の議論を不必要に強調して相手に負担をかけ、
「会社も俺らも悪くない、悪いのは女にやる気がないから」という、
自分の差別意識を論点にされたことを、
うやむやにする意図であろうことが想像されます。


「彼女たちはよく情報リテラシーを主張していますが」などと、
たまごどんは、わたしたちのことを言っています。
ここでもリテラシーに問題があるのは、たまごどんだと思います。

女性管理職の議論に関しては、次の点を指摘しておきます。
1.と2.は8月6日エントリでお話したことです。
3.は残業時間の調査に関係することです。

1. 言ってないことを言ったかのように見せる恣意的な引用
2. エントリの主旨を理解せず、だれも訊いていないことを主張する
3. 枝葉末節への必要以上のこだわり

3.については、話題の趣旨を適切に把握し、なにが重要で
なにが本質に関わるかを的確に判断するのもリテラシーのうちです。
趣旨や本質を適切にとらえられず枝葉末節の話題にこだわるのも、
リテラシーが欠如していることになります。


>あまりに無理解で無神経な

たまごどんにはリテラシーよりも、もっとずっと深刻なことがあります。
それはつぎのコメントで示されていることです。

>残業の調査にやたらこだわっていますね。
>それでなにをしたいのかと思います。

ですからね。自分が「夫婦別姓にやたらこだわっていますね」って
言われたら怒るくせになあ。

(8. たまごどん 2016年08月12日 06:35)

選択的夫婦別姓にこだわるのは、それが人権侵害にして、
差別問題であり、自分の尊厳や生活に関わることで、
実際に社会的な被害を受けているからです。

わたしのブログでたまごどんが残業時間の話題について、
重要視されないことは、人権侵害なのでしょうか?
残業時間の話題を枝葉末節とすることは、差別なのでしょうか?
どんな社会的被害の結果だというのでしょうか?

自分が拘泥する枝葉末節の議論に相手にされないことを
人権侵害や差別問題と同列に扱うというのは、
たまごどんが本質的に差別問題や人権問題が
どういったものか理解していないということだと思います。
はなはだ無理解にして無神経だと思います。



posted by たんぽぽ at 22:43| Comment(2) | ウェブサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
って私が言うのは、例えばこういうところですね。

> 自分が拘泥する枝葉末節の議論に相手にされないことを
> 人権侵害や差別問題と同列に扱うというのは、
> たまごどんが本質的に差別問題や人権問題が
> どういったものか理解していないということだと思います。

日頃どれだけ自分の意に沿わない情報を遮断しているか、誠実な対応をしていないか、
そのことに無自覚なまま人間関係を雑に扱っているか、ひいては尊重の概念が無いか、
こうした諸々が透けて見えるんです。

自分の意に沿わない意見に対して、何ら検討(相手の意見を吟味する/自分の意見を振り返る)
することなく即、『許せねえ、ぶっつぶす!!』に針が振れちゃう、あの反射的対応は、
相当昔から日常的に繰り返していないと、ああ淀みなく、誰にどんな返しをされても
一切ぶれることなく、『まるで呼吸するよう』な自然さでこなせるはずは無いでしょう。
Posted by あやめ at 2016年08月21日 14:22
こちらにもコメントありがとうございます。

>私が言うのは、例えばこういうところですね。
>> 自分が拘泥する枝葉末節の議論に相手にされないことを
>> 人権侵害や差別問題と同列に扱うというのは、
>> たまごどんが本質的に差別問題や人権問題が
>> どういったものか理解していないということだと思います。

わたしが思うのは、たまごどんは中高年男性で社会的強者であり、
自身が差別を受ける機会がほとんどないことだと思います。
こうした人にとっての差別問題や人権問題は、
自分の尊厳や生活を守る問題ではなく、
「机の上の議論」というだけではないかと思います。

たまごどんが根拠やら論文やらを言ってくるとき、
どこか無機質なものを感じることが、わたしはあったのですが、
たぶんこちらにとって生活や尊厳に関わることを
「机の上の議論」程度に扱っているものを
感じさせるからではないかと思います。

自分がこだわる議論が相手にされないことを、
人権侵害や差別問題と同列に扱うのは、
たまごどんにとってはどちらも自分の生活や尊厳とは
関係のない「机の上の議論」だからではないかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2016年08月21日 16:23
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