2016年07月27日

多様性と「ダイバー・シティ」

7月26日エントリでご紹介した、小池百合子の都知事選の公約には、
のっぴきならないところがあります。
多様性(ダイバーシティ)の項目の中で、
「都立高校跡地を韓国人学校に貸与する前知事の方針は白紙撤回」
というものがあるからです。

女性も、男性も、子どもも、シニアも、障がい者も、いきいき生活できる、活躍できる都市・東京 (小池百合子)

エスニシティは紛れもなく多様性のひとつです。
そこへもってきて民族学校の権利を撤回するのは、
ダイバーシティに真っ向から反することになります。
よくこんなことを「ダイバーシティ」の項目の中に書くと思います。
「反ダイバーシティ」としてほしいものです。



性的少数者(LGBT)も含まれないという指摘もあります。
外国人や性的少数者が入らない「多様性」というのは、
それだけ狭い多様性ということになります。
「狭い多様性」というのが、矛盾した概念であると言えます。


自民党はアンケートで「性的少数者の問題は人権問題として
取り組まなくてよい」と臆面もなく答えるところです。
自民党内で性的少数者に「もっとも理解ある」人たちでさえ、
「同性結婚を認めない現行法を尊重」することが基本方針です。

「自民党の性的少数者排除」
「LGBTの差別解消に「慎重」」
「LGBTについての自民基本方針」

そのような自民党出身の小池百合子が、性的少数者を
「多様性」から外すのは、さもありなんだと言えます。



“Diversity”という1語なのに「ダイバー・シティ」と
中点で区切るのはどういうことかと、気になるかたもいるでしょう。
(潜水夫や海女さんの街みたいです。)
多くのかたたちから指摘があったようで、
あとから発表した公約では「ダイバーシティ」と直されています。

ワークライフバランスを「ライフ・ワーク・バランス」
などとも、書いていたりします。
駒崎弘樹氏の記事の中で指摘があります。
石原剛志氏の作った表では「ワーク・ライフ・バランス」と
訂正された上で引用されています。)

小池百合子はもともとこの分野にあまりくわしくない
ということかもしれないです。


posted by たんぽぽ at 23:25| Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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