民進、共産、社民、生活の立憲4党は、ジャーナリストの
鳥越俊太郎氏を統一候補として擁立することになりました。
「都知事選 鳥越俊太郎氏が立候補表明」
「都知事選 鳥越俊太郎氏が出馬へ 野党4党統一候補で調整」
「民進、鳥越氏擁立で最終調整 自民は分裂選挙 都知事選」
「都知事選が告示、21人が届け出 信頼回復に臨む姿勢は」
野党統一候補は参院選で一定の成果を挙げていますから、
都知事選でも立憲4党で統一候補を立てるのは、とてもこのましいと思います。
候補者自身の当選確率が高まるのはもちろん、
統一候補擁立の流れを地方選挙にも波及させることになるからです。
石田純一氏が「野党統一候補なら立候補する」と出馬表明を
していたにもかかわらず、民進党は「実務経験がない」と言って
興味を示さず、古賀茂明氏の擁立で動いていたのでした。
それでこの都知事選では民進党は野党共闘をしないのかと
思っていたのですが、そういうわけではなかったのでした。
先に宇都宮健児氏が都知事選への出馬を表明していたのですが、
そのあと出馬を取りやめる表明をしたので、
これで立憲4党は候補者を一本化できたことになります。
「宇都宮健児氏が立候補見送り表明 東京都知事選」
自民と公明は岩手県知事を務めた増田寛也氏を擁立、
このほか自民党衆議院議員の小池百合子氏が出馬です。
こちらは分裂選挙ということになります。
立憲4党が候補者を統一できて、自民・公明が分裂するので、
これに限っては立憲4党にとって好条件ということになります。
これで立憲4党の統一候補は、自民・公明の候補の
圧倒的優位にかなうことができるでしょうか?
東京都知事選はずっと自民・公明の候補者が勝ち続けています。
野党系の候補者は、毎回得票数で差を大きく開けられ、
ほとんどかなわない状況が続いています。
2007年の都知事選で限界を示されたと、わたしは思っているくらいです。