日本会議をなぜメディアが取り上げないのか?
それは日本会議の活動は「オンナコドモは黙っていろ」なので、
一般社会は「オンナコドモのことはくだらない」と思って、
興味を持たないからだったのでした。
「菅野完さんの、日本会議がやってきたことは『女子供は黙ってろ』運動だ」
(はてなブックマーク)
神道政治連盟や統一教会がメディアで取り上げられないのも、
同じ理由ではないかと思っています。
ちょっと長々と書いておく。
— 菅野完 (@noiehoie) 2016年7月1日
ここ2ヶ月、たくさんのメディアから日本会議について取材を受けた。みなさん、「自分たちも反省すべきなんですが。。。」と前置きをして、「なぜこれまで、メディアは日本会議について取り上げてこなかったんでしょうか?」とおっしゃる。僕は常に同じことを答える
「つまり皆さんと皆さんの報道の消費者である僕たち市民社会が、『女子供の話だからどうでもいい』と等閑視していた事柄ばかり、彼らがやってきたから、彼らの運動が報道されないんです。つまり日本会議と我々は両方とも加害者」という話をする。
— 菅野完 (@noiehoie) 2016年7月1日
神道政治連盟は選択的夫婦別姓の反対に血道をあげるし、
「食育」や「親学」などの「伝統的子育て」を推進します。
彼らの活動は家族、ジェンダー、教育に関することで、
まさに「オンナコドモ」のことについてです。
「神道政治連盟」
統一教会は「純潔思想」を推進していて、
とりわけ性教育の撲滅を重要課題としています。
これもまさに家族・ジェンダー問題、すなわち「オンナコドモ」のことです。
「統一教会に言及があった」
これらの宗教団体の活動は「オンナコドモは黙っていろ」で、
日本会議と内容的にも同じようなことです。
それゆえメディアは「オンナコドモのことはくだらない」と思って、
神道政治連盟や統一教会を放置するのではないかと思います。
こうした宗教団体は強力な組織力を持つし、
批判的な人に圧力をかけることをなんとも思わないので、
メディアは腰が引けていると、わたしはずっと思っていて、
それもあるのだろうとは思いますが。
関連エントリ:
「日本会議・ミソジニーの本質」